
ポスティングシステムでメジャー移籍を目指す、巨人の岡本和真内野手。交渉期限は米東部時間1月4日午後5時(日本時間5日午前7時)までの45日間で、強打の三塁手や一塁手を求める複数球団が関心を寄せている。
MLB公式サイトがレッドソックスの名前を挙げるなど、移籍先が徐々に絞られてきた。ここでは、来季からの新天地となる本拠地に着目。右打者に有利な球場をピックアップしてみた。
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■優れたコンタクト能力を生かすには……
MLB公式のデータサイト『Baseball Savant』には、球場ごとの偏りを表す指標「パークファクター」が掲載されている。安打や本塁打の出やすさを始め、打球飛距離に影響する要素(風/標高/気温/屋根の有無など)が比較できる。
直近3年間、平均を100とした場合に右打者でもっとも本塁打が出やすいのがドジャースタジアム(ドジャース)の「135」。2位がグレート・アメリカン・ボールパーク(レッズ)で「121」。3位がヤンキースタジアム(ヤンキース)の「119」、4位がエンゼルスタジアム(エンゼルス)「116」、5位がペトコパーク(パドレス)で「113」と続く。
しかし、本拠地とする球団の打撃力が色濃く反映されているため単純比較は難しい。ヤンキースタジアムは、標高や気候が影響しメジャーでも2番目に“打球飛距離が伸びない”球場で、同項目ではドジャースタジアムの評価もニュートラル。左翼スタンドまでの飛距離で言えば、フェンウェイパーク(レッドソックス)がダントツで短いが、高さ約11.3メートルを誇るフェンス「グリーンモンスター」がそびえるなど、癖のある球場が多い。
フェンウェイパークのパークファクターは、右打者の本塁打部門が「90」で平均を大きく下回るが、二塁打は「103」、コンタクト時の打率では「106」評価で30球場中2位と優れている。長距離砲としてではなく、高いコンタクト能力を生かすにはもっとも適した球場のひとつと言えるだろう。マリナーズやメッツ、パドレスを選ぶとこの点で非常に不利に働く可能性が高い。
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