
米スポーツメディア『The Athletic』は18日(日本時間19日)、トレードの噂が浮上しているテオスカー・ヘルナンデス外野手(ドジャース)の現状について解説。フリーエージェント(FA)市場の大物、カイル・タッカー外野手とコディ・ベリンジャー外野手の動向と結び付いていると分析した。
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■「オファーを検討している」
『The Athletic』は今回、ドジャースの番記者を務めるファビアン・アルダヤ記者が、読者からの質問に答える形で記事を展開した。
その中で、ある読者から「テオに関する噂はどれほど信憑性があるのか」という質問が寄せられた。これに対し、同記者は「ドジャースはT・へルナンデスのトレードについて調査を続けている。彼らは確かにオファーを検討しているが、実際に取引が成立するかどうかは不明」と返答。
続けて「ロイヤルズはT・へルナンデスに興味を示している球団のひとつだ。フィリーズは、彼より安価な代替選手として、(レンジャースを戦力外となった)アドリス・ガルシア外野手と契約したことで、外野の陣容は整ったようだ」とし、候補球団の動きについて説明した。
今後に関しては、やはり“BIG2”の動向次第とした。「ドジャースが実際にT・ヘルナンデスを放出するということになれば、そのタイミングはタッカーやベリンジャーといった面々の新天地が決まり始める頃だろう。スター選手の獲得に失敗したチームが、代替案としてT・ヘルナンデスに方向転換する可能性がある」とした。
■「需要の大きさを見込む」
T・ヘルナンデスに対する注目度が高まる可能性を踏まえ、同記者は「ドジャースが話を聞く姿勢を見せているのは、T・ヘルナンデスのような打者に対する需要の大きさを見込んでいることが大きい。彼ほどの成績を残せる右打ちの外野手は、実はそう多くない。それはつまり、ドジャース自体も外野陣の補強を模索している中で、彼を手放さずに残しておく理由にもなっている」と伝えた。
同じくトレード話が浮上していたタイラー・グラスノー投手に関しては、アンドリュー・フリードマン編成本部長が否定したことで、その噂は消滅。しかし、T・ヘルナンデスについては、ブランドン・ゴームズGMが「もちろん、そういった類(トレード)について“絶対にない”とは言えないが、少なくとも現時点では予想していない」と話すにとどめ、完全否定には至らなかった。
ドジャースはトレードに出すのかキープするのか……タッカーやベリンジャーの新天地が決まり次第、判断されそうだ。
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