
ホワイトソックスと2年総額3400万ドル(約53億2000万円)で正式契約を結んだ村上宗隆内野手。新たな舞台となるシカゴの本拠地レート・フィールドは、どのような特徴を持つ球場なのか。ここでは、MLB公式のデータサイト『Baseball Savant』より、村上との相性を掘り下げてみる。
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■フェンスが低い外野はプラス要素
『Baseball Savant』には、球場ごとの偏りを表す指標「パークファクター」が掲載されており、本塁打の出やすさや打球飛距離に影響する項目(風/標高/気温/屋根の有無)など数々の要素が比較できる。
ホワイトソックスの本拠地レート・フィールドは、外野最深部に当たる距離が402フィート(約122.5メートル)でメジャー全30球場中7番目に短い。加えて、フェンスの高さが平均6.6フィート(約2メートル)で全体3番目の低さにあたる。チームが低迷した直近3年間は指標も低下したが、長打がスタンドインしやすい球場として知られてきた。
一方で、今季は「Environment(湿度や風など多くの環境面)」による影響が全球場ワーストを記録。平均気温の低さも相まって「もっとも打球飛距離が減少する球場」に選ばれた。スラッガータイプの村上の打撃成績を左右しそうな、メリットとデメリットが背中合わせとなっている。
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