
メジャーリーグの移籍市場は、大物選手の新天地が次々と決まり、活発化している。そんな中、依然としてフリーエージェント(FA)の目玉選手が市場に残っており、その動向に注目が集まっている。
MLB公式サイトは24日(日本時間25日)付で「市場に残る注目のFA選手14人」を特集。筆頭として、カブスからFAとなっているカイル・タッカー外野手を紹介している。
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■焦点はビシェットの動向
アンドリュー・シモン記者は「多くのチームが今オフに積極補強を進めてきたが、市場が閉じる前にやるべきことはまだある」と指摘。そのうえで、「ブルージェイズにとって理想的な万能スター」として、タッカーの名をを真っ先に挙げた。
記事では、ブルージェイズがディラン・シース投手、コディ・ポンセ投手、タイラー・ロジャース投手らを獲得しているものの、チームの主軸であったボー・ビシェット内野手がFAとなっている点に言及。さらに「外野の一角には明らかな補強ポイントが残っており、打線強化は十分とは言えない」と現状の課題を指摘している。
ビシェットとの再契約の可能性を残しつつも、「タッカーのような左打者を加え、ブラディミール・ゲレーロJr.と中軸を組ませることで、打線にさらなるインパクトを与える」とし、「トロントの優勝への希望を後押しする存在」としてタッカーを高く評価している。
タッカーをめぐっては複数の球団が獲得に名乗りを上げているが、ブルージェイズが最有力と報じられてきた。果たして、2025年に逃した世界一奪還を目指すブルージェイズの“新たな顔”として、タッカーがユニフォームに袖を通すのか。今後の動向に注目が集まる。
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