「井上尚弥vs.ピカソ」が中谷潤人戦に与える“影響”とは……「危険な綱渡りを強いられている」と米メディアが指摘 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

「井上尚弥vs.ピカソ」が中谷潤人戦に与える“影響”とは……「危険な綱渡りを強いられている」と米メディアが指摘

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「井上尚弥vs.ピカソ」が中谷潤人戦に与える“影響”とは……「危険な綱渡りを強いられている」と米メディアが指摘
「井上尚弥vs.ピカソ」が中谷潤人戦に与える“影響”とは……「危険な綱渡りを強いられている」と米メディアが指摘 全 1 枚 拡大写真

ボクシングのスーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(大橋)は27日、サウジアラビア・リヤドにて開催される「ザ・リング5:ナイト・オブ・ザ・サムライ」のメインイベントでWBC同級2位のアラン・ピカソ(メキシコ)と対戦する。

米専門メディア『ボクシングニュース24』は今大会が来年5月3日に東京ドームで計画されている「井上尚弥vs.中谷潤人」に与える影響について見解を記した。

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■井上尚弥の唯一の懸念点に言及

井上は25歳で戦績32戦全勝(17KO)のピカソと対戦する。同大会には世界3階級制覇王者の中谷潤人(M・T)のスーパーバンタム級初戦も行われ、両者が勝てば来年5月の直接対決が実現する予定だ。

『ボクシングニュース24』はピカソ戦は中谷戦の「時間稼ぎに過ぎない」との見出しで記事を掲載。対戦相手のピカソは「長身、洗練された攻撃、まともなリングIQを持つが、キャリアを通して井上のリズムやタイミングをコントロールできることを示唆する瞬間は一度もない」と実力差を強調した。

井上の唯一の懸念点は「32歳という年齢とモチベーション」だとし、ピカソ戦で「リスクがあるとすれば、ベテランファイターが陥りがちなペース配分と怠慢さだ。井上のような危険をものともしないファイターは、時に危険を冒すと流れに身を任せてしまう。井上が惰性で試合を進めれば、ピカソのジャブと長いリーチは序盤のラウンドを奪う可能性がある」とラウンドを奪われる可能性にも言及した。

■井上、中谷ともにプレッシャーの掛かる一戦

しかし井上の勝利は堅いとした同メディアは「中谷潤人vs.セバスチャン・ヘルナンデスこそが真の勝負」と主張。戦績31戦全勝(24KO)の中谷は井上と対戦するために階級を上げたが、ヘルナンデス戦が同階級でもパンチ力が通用するのか、重い打撃に耐えられるかを試す“試金石”となる。黒星が付けば東京ドーム興行が潰れてしまうプレッシャーの掛かる一戦だ。

一方で井上も「危険な綱渡りを強いられている」と指摘。「彼の『モンスター』としての評判は平凡なパフォーマンスでは維持できない。オーラが薄れてしまう」とし、今までのイメージを保ったまま“ドリームマッチ”を実現するためには圧倒的な試合を見せることが必須だとした。

日本人同士のビッグマッチは実現するのか。井上と中谷の試合に要注目だ。

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