
米地元メディア『ドジャース・ウェイ』は25日(日本時間26日)、ドジャースが2026年シーズンに向けて、今後行う取引を予想。「順当な補強」と「意外性のある補強」に分けて、それぞれ3つ提示した。王者は移籍市場で新たな動きを見せるのか、注目が集まっている。
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■「ロサンゼルスは再び動き出す」
『ドジャース・ウェイ』は冒頭、「エドウィン・ディアス投手の加入により、チームは今オフの課題のひとつを解決した。ただ、大きな穴はないが、まだやるべきことはある。ロサンゼルスが再び動き出すことは間違いないだろう」とし、今後ドジャースが新たな補強に乗り出す可能性を示唆した。
その上で、「順当な補強3選」と「意外性のある補強3選」を提示。「順当」の1番手に挙げたのは「スティーブン・クワン外野手のトレード」だった。ガーディアンズが誇る安打製造機の獲得は、今夏のトレード期限から常に噂になっている。
同メディアは「ガーディアンズは交渉相手として一筋縄ではいかない。クワンを引き抜くには相当な代償が必要になるだろう。しかし、ここ6カ月近くに渡って両球団は断続的に交渉を続けてきた。それを踏まえると、このトレードは『実現するかどうか』という段階ではなく、『いつ実現するか』という問題に感じられる」と主張した。
「順当」の2番手には「マイケル・コペック投手との再契約」を挙げた。今オフにドジャースからFAになったコペックは、今季ケガに泣かされたが、チームに加わった2024年シーズンは活躍。まだ29歳であり、これまでの実績を含めて十分に期待できるリリーバーだ。
■「コペックとの再契約も重要」
同メディアは「セットアッパーを担うのが、タナー・スコット投手やアレックス・ベシア投手ら左腕が中心であり、チームはブレイク・トライネン投手以外にも右腕を必要としている。そこでコペックとの再会が重要になる」とし、チームのことも熟知している右腕との再契約を求めた。
「順当」の3番手は「クワンとのトレードが成立しない場合、コディ・ベリンジャー外野手と契約する」となった。アンドリュー・フリードマン編成本部長は先日、「攻守両面で本当に優れた選手を加えたい」と話しており、ベリンジャーはその希望に合致。同メディアは「もしクワン獲得が実現しないようであれば、ベリンジャーに向かうことは間違いない」とした。
そのほか、サプライズとして「意外性のある補強3選」も提示。「バイロン・バクストン外野手(ツインズ)のトレード」「フレディ・ペラルタ投手(ブルワーズ)のトレード」「ケテル・マルテ内野手(ダイヤモンドバックス)のトレード」を挙げた。
次なるターゲットはクワンかベリンジャーか、それとも予想外の大物か。王者の動向から目が離せない。
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