
巨人からポスティングシステムでメジャー移籍を目指している岡本和真内野手の交渉期限が、米東部時間の来年1月4日午後5時(日本時間5日午前7時)に迫っている。今後の展開について、米メディア『heavy.com』が26日(同27日)、ブルージェイズ、レッドソックスの動きとともに伝えた。
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■ビシェット、ブレグマンと同グループ
ワールドシリーズでドジャースと激闘を演じたブルージェイズは今オフ、ディラン・シース投手、コディ・ポンセ投手、救援右腕タイラー・ロジャース投手を獲得するなど積極補強を続けている。
『heavy.com』は、そんなブルージェイズの今後に言及。「チームは今オフ、少なくとももう1つ大きな動きを見せると予想されている」と指摘。今度は投手ではなく、強打者の補強に向かうと予想した。
その上で「ボー・ビシェット内野手との再契約が噂されているほか、カイル・タッカー外野手、アレックス・ブレグマン内野手、ケテル・マルテ内野手、カズマ・オカモトらが獲得候補にあがっている」と記した。
さらに「ブルージェイズの関心はタッカー、ビシェット、ブレグマンだけにとどまらず、オカモトとの契約にも関心を示しているが、彼の45日間の契約期限は間もなく終了する」と続け、タイムリミットが迫っている点も強調した。
また、同メディアは、米地元紙『ニューヨーク・ポスト』の看板記者、ジョン・ヘイマン氏の記事を引用する形で、レッドソックスの動向も紹介。ヘイマン記者は「レッドソックスはビシェット、オカモト、マルテの獲得を検討している」としており、ブルージェイズとターゲットが重なると訴えた。
■レッドソックス、カブスも関心示す
さらにヘイマン記者は「レッドソックス以外にもパイレーツ、エンゼルス、ブルージェイズ、ダイヤモンドバックス、カブスなどがオカモトに興味を示している」と付け加えた。
このヘイマン記者のコメントを掲載した上で、同メディアは「ブルージェイズがオカモトに関心を示しているという報道は、これまであまり多くなかった。とはいえ、オカモトがフリーエージェント市場でビシェットやブレグマンと同じグループに位置付けられていることを考えると、ブルージェイズが狙ってもおかしくないだろう」と説明した。
ただ、ヘイマン記者の言う通りなら、岡本を巡ってはライバルが多く、同メディアは「激しい競争に直面することになる」と記した。
5、6球団が岡本争奪戦に参加しているようだが、強豪球団のターゲット内野手はビシェットやブレグマンらが優先。彼らの新天地次第で、岡本の移籍先も決まってくることは否定できない。ただ、交渉期限が目前に迫っており、待っている時間はもうない。岡本陣営の決断が注目される。
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