
2025年に球団史上初の2年連続世界一を達成したドジャース。2026年シーズンは、1998年~2000年のヤンキース以来となるワールドシリーズ3連覇を目指す戦いとなる。
そんな中、地元メディア『ドジャース・ネーション』は28日(日本時間29日)、「2026年にブレイクが期待されるドジャースの選手3人」を特集。飛躍が期待される注目選手を取り上げている。
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■不振のスコットはディアス加入が追い風に
ドジャースが3連覇に挑む中、『ドジャース・ネーション』のジェイソン・フレイ記者は「数カ月後にはロースターの顔ぶれが大きく変わるかもしれない」としながらも、現時点で注目すべき3選手を挙げている。
2025年5月にメジャーデビューを果たしたキム・ヘソン内野手は、「シーズン序盤に猛烈なスタートを切った」と評価される一方で、「対戦相手の研究が進むにつれて、成績とチームへの貢献度は下降した」と終盤の課題も指摘されている。
それでも、「トミー・エドマンが足首の手術から復帰するまでの間、キムには十分に出場機会がある」と期待。「アメリカのスピードにも適応してきた今、1年目から2年目への飛躍は難しくない」と成長に太鼓判を押している。
2025年に6勝、防御率2.82と安定した成績を残した26歳の右腕・エメット・シーハン投手もブレイク候補の1人。「もしタリク・スクーバルとのトレードに関与しない限り、2026年は若手としてキャリア最高のシーズンになるだろう」と記事では予想。さらに、「彼が2桁勝利を挙げても、さらにはチームで最も多くのイニングを投げても不思議ではない」と高く評価している。
2025年は守護神として起用されたが、度重なる救援失敗で防御率4.74と不本意な結果に終わったタナー・スコット投手。記事では「キャリアで最も厳しいシーズンだった」と回顧されている。
それでも、新たに加わったエドウィン・ディアス投手の存在が再起の鍵になると分析。「もし健康を取り戻せば、復活の道は十分にある。ディアスがクローザーを務めることで、スコットは快適なセットアップの役割に専念できるはず」と展望している。
大谷翔平投手、山本由伸投手といったスター選手に加え、若手や実力派の“ブレイク候補”が台頭すれば、ドジャースの3連覇に現実味が増してくる。果たして、フレイ記者が選んだ3人は、シーズンで期待通りの活躍を見せることができるのか。
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