
今オフのフリーエージェント(FA)市場における超目玉、カイル・タッカー外野手を巡っては、ドジャースやブルージェイズなど強豪球団が獲得に乗り出しているが、新天地は現在まで未定。そんな中、米スポーツメディア『The Athletic』の看板記者、ケン・ローゼンタール氏は「彼の性格を考えればドジャースがフィットする」と主張した。
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■「オプトアウト付きの4年契約」と予想
ドジャースは今オフ、球界ナンバーワン守護神エドウィン・ディアス投手を獲得。懸案だったブルペン陣の安定化に目途をつけた。
しかし、もう1つの懸念事項である外野陣強化は、ここまでほぼ手付かず。タッカーやコディ・ベリンジャーら大物との関連性は報じられているが、動きはない。
ただ、『The Athletic』のローゼンタール記者によると、これはアンドリュー・フリードマン編成本部長の常套手段だという。「彼の仕事のやり方は、“ゴール周辺をうろつくこと”などと言われる。トレードやFA市場で選手の価格が下がるまでじっと待ち、相場が崩れ始めると、その機会を見逃さずに選手を一気にかっさらう」と指摘。出遅れているように見えて、実は一番おいしいところを持っていくというフリードマンのスタイルを説明した。
タッカー争奪戦においても同様で、同記者は「オプトアウト付きの4年契約で、平均年俸を高く設定した条件でタッカーを獲得すれば、それはまさにフリードマンらしい補強になる」とした。
タッカー陣営は当初、長期の大型契約を狙っていた模様。しかし、各球団が予想以上に慎重で、希望通りのオファーが届いていないと言われている。そこで、陣営側もディスカウントのタイミングを見計らっており、条件が下がればドジャースが満を持して登場するという見方が広がっている。
■注目度はカブス時代からダウン必至
また、同記者は先述の「短期契約・高年俸でドジャース入り」というアイディアは、タッカー自身にとっても悪くないと主張。
「この案はタッカーの控えめな性格にも合致するだろう。ドジャースに加入した場合、注目の的になることもなく、チーム内では5番目か6番目のスター選手という立ち位置で落ち着くからだ」と、その理由を明かした。
米メディア『Newsweek』も「ドジャースと契約すれば、タッカーはショウヘイ・オオタニ、フレディ・フリーマン、ムーキー・ベッツといった強打者に囲まれる。カブスでの成績も悪くなかったが、相手投手が意図的に彼を避ける場面もあった」と振り返り、ドジャースであれば、そういうケースはなくなるとした。
そして、「球団の看板選手としての重圧を背負う必要もなく、純粋に野球に集中できるだろう」とし、こちらも控え目なタッカーにとって、実はドジャースが最もフィットすると伝えた。
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