
開幕まで10日を切ったミラノ・コルティナ冬季五輪。米放送局『WPXI』のWEB版は26日(日本時間27日)、フィギュアスケート男子のイリア・マリニン(米国)を特集。「Quad God(4回転の神)」と称される21歳が、「夢だった」という五輪に初めて挑む。
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■両親ともにオリンピアン
前回の北京五輪、17歳だったマリニンは代表に選出されなかった。全米選手権でネイサン・チェンに次ぐ2位に入りながらも落選。その理由は「シニアでの国際経験が乏しいから」というもので、この決定は波紋を呼んだ。
あれから4年。「4回転の神」の異名を持つ21歳は、断トツの金メダル候補としてミラノ・コルティナ五輪に挑む。
両親はともにフィギュアスケーターであり、1998年の長野大会を含めて五輪出場経験もある。マリニンは「両親はいつもスケートリンクにいて、文字通り24時間体制で他のスケーターを指導していました。そういう環境で育ったので、僕も自然とリンクに長時間いることになったのです。スケーターになるのは運命だったのかもしれません」と話した。
6歳でスケートを始め、13歳の時に4回転ジャンプを成功させたという。「そこからはもう、4回転、4回転、さらに4回転と止まらない勢いで続いていったんです」と振り返った。
そして、22年にインスタグラムを開設。この時、“いずれそうなりたい”という希望も込めてユーザーネームを「quadg0d」とした。
■米国代表は「特別」
現在では自他ともに認める“4回転の神”となり、「その呼び名を前向きに受け止めていますし、そういうユーザー名を付けたのも7種類すべての4回転ジャンプを成功させたいと思ったからなんです」と説明した。
マリニンは全米選手権を4度、世界選手権を2度、グランプリファイナルを3度制覇。国際大会で史上初となる4回転アクセル(4回転半)を成功させた唯一のスケーターであり、2024年グランプリファイナルでは7種類すべての4回転ジャンプで着氷、これを成し遂げた唯一の選手となっている。
インタビューでは「ジャンプしている時はどういう感覚?」と問われ、「空中にいる時間は1秒にも満たないくらい。回転している最中に、毎回きちんと周囲を見定めることはできません」と答えたマリニン。両親が旧ソ連出身であるため、ロシア代表として参加する可能性も考えたことがあるのか、「五輪に出ること自体は夢でしたが、とりわけ米国代表になれるなんて特別です。本当に信じられない気持ちです。自信を持って試合に臨めるようにトレーニングに全力を尽くします」と話した。
『WPXI』は、「フィギュアスケート界の多くの人にとって、問題はマリニンが金メダルを獲るかどうかではなく、どれだけ大差をつけて金メダルに輝くかどうかだ」と記した。
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