
テニスの四大大会「全豪オープン」は28日、男子シングルス準々決勝が行われ、第4シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第5シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)と対戦。ムゼッティが第3セット途中に負傷のため棄権し、ジョコビッチが4年連続13度目のベスト4進出を決めた。
米老舗スポーツ誌『スポーツ・イラストレイテッド』は、この試合で見せた元世界1位のプレーぶりと姿勢に注目し、称賛の声を送っている。
◆【実際の映像】38歳ジョコビッチが見せた“王者の品格” 「真の一流」と全豪OP公式が称賛送った23歳新鋭へのフェアプレー精神
■アクシデントの新鋭に見せた振る舞い
大会最多となる10度の優勝を誇るジョコビッチは、23歳の新鋭ムゼッティとの準々決勝に臨んだ。試合はジョコビッチが第1セットを4-6、第2セットを3-6で落とす苦しい展開に。しかし、迎えた第3セット途中でムゼッティが右太ももの痛みを訴えてメディカルタイムアウトを要求。回復が難しいと判断し、1-3の時点で棄権を申し入れた。
そんな中、米メディアが注目したのは、第2セット第10ゲームで見せたジョコビッチのあるプレーだった。ラリー戦でジョコビッチがムゼッティを前へ揺さぶり、ムゼッティが放ったクロスショットはわずかに外れたかに見えた。しかし直後、ジョコビッチは「I touched it(私は触れました)」と自ら申告。審判に対して自らのラケットでボールに触れていたことを伝えた。
『スポーツ・イラストレイテッド』では、主審ジェームズ・キートバホン氏の証言として「ジョコビッチはボールに触れていたこと、そしてポイントを失ったことを自ら認めて伝えてくれた」と紹介。全豪オープン公式Xでも「真の一流」とそのフェアな振る舞いが称賛された。
さらに試合後も、ジョコビッチのムゼッティに対する気遣いは続いた。「彼の方がはるかに優れた選手だった。今夜はもう帰宅しなければいけないところだった」と相手の健闘を称えたうえで、「ほかに何を言っていいのか分からない。彼の早い回復を願っているし、今日の試合の勝者は間違いなく彼だった」とコメント。最後まで相手を思いやる姿勢を忘れなかった。
なお、ジョコビッチは30日の準決勝で、第2シードのヤニック・シナー(イタリア)と対戦予定。38歳のレジェンドが見せたフェアプレーの精神と王者としての品格には、称賛の声が集まっている。
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— #AusOpen (@AustralianOpen) January 28, 2026


