
メジャーリーグは今季から、自動ボールストライク(ABS:Automated Ball-Strike)チャレンジシステムを利用して、選手が球審の判定に異議を唱えられる。いわゆる“ロボット審判”が正式に導入された。オープン戦からすでに運用が始まっている。
25日(日本時間26日)に行われたブレーブス対パイレーツ戦では、2023年のナ・リーグ2冠王マット・オルソン内野手が昨季のサイ・ヤング賞右腕ポール・スキーンズ投手と対戦。外角いっぱいのスライダーをストライクと判定され、ABSチャレンジシステムを利用した。
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■相手打者オルソンは思わず笑顔
ABSチャレンジシステムは、2022年からマイナーリーグで試験運用。選手や首脳陣のフィードバックを受けながら、昨季はメジャーリーグの春季キャンプでも導入された。今季から正式採用され、投手と捕手、打者が1試合2回まで利用できる。チャレンジが成功すれば、使用回数が消費されることはない。使い切った場合でも、延長戦はイニング毎に上限1回ずつ権利を得られる。
メジャーリーグのコミッショナーを務めるロブ・マンフレッド氏の会見によると、同システムの精度は非常に高く「投球の軌道が0.1インチ(約2.54ミリ)まで正確に追跡される」という。25日(同26日)のブレーブス戦では、スキーンズの外角スライダーに対しオルソンがチャレンジを要求。ストライクだった判定が覆りボールに変更された。その差はまさに0.1インチ(約2.54ミリ)で、実況席からは思わず「際どいがボール球だ、オーマイガー」と声が挙がった。
MLB公式サイトによると、オルソンは「シーズン本番になれば、恐らくチャレンジするような球ではなかっただろう」と振り返ったそう。対するスキーンズは「あと0.1インチ低く投げなきゃね」と話したようだ。
Matt Olson's eye is on point 👀
Olson overturns the strike call with this ABS challenge powered by T-Mobile. pic.twitter.com/0r8GmCyA8C
— MLB (@MLB) February 25, 2026
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