
ここまでオープン戦に2度登板しているドジャースの佐々木朗希投手。いずれの試合も制球に苦しみ、相手打線につかまっている。今回、米放送局『MLBネットワーク』の番組では、佐々木の投球を検証。解説者によると、制球が定まらなかった原因の1つはボールを受ける捕手にあり、修正は容易だと話した。
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■ミット目がけて腕を振れず
佐々木は3日(日本時間4日)、ガーディアンズ戦に先発登板。初回に満塁弾を浴びるなど、2回0/3を投げて2安打4失点3四球という内容。前回登板も1回1/3を投げて3安打3失点2四球で、ボールの勢いというよりも制球に苦しむ姿が目立った。
そんな中、『MLBネットワーク』の番組で、佐々木の投球を検証。元メジャーリーガーで、解説を務めるハロルド・レイノルズ氏は、制球難の理由として意外な点を指摘した。それは、バッテリーを組む捕手の動作だった。
司会者から佐々木の状態を問われた同氏は「私は心配していない。なぜなら、これは修正できると思うから。ただ、昨年チームが取り組んだようなやり方では直せない。もっとシンプルな修正だ」と話した。ポイントとなるのは佐々木自身のフォームなどではなく、捕手の構え方にあると指摘した。
どういうことか。同氏はガーディアンズ戦の映像を見ながら解説。「捕手のミット(ターゲット)をよく見てほしい。ササキが投球動作に入る時、もうターゲットが消えてしまっている。完全に消えているんだ。これではもう“ロウキ何とかしてくれ”としか言えない状況だ。これが問題だ」と分析した。
■WBCメキシコ戦が参考
確かにドジャースの捕手は「ここに投げて来い!」という形でミットを構え続けるのではなく、佐々木がモーションに入るとすぐにミットを下げている。同氏はこの状況をダーツに例え、「狙いすまして投げようとした瞬間、的が消えたらどうなるか」と訴え、目標を見失った佐々木は視線も定まらず、結果的にフォームにも悪影響を及ぼすと伝えた。
同氏は対照的な例として、2023年のWBCメキシコ戦で佐々木とバッテリーを組んだヤクルト中村悠平捕手の捕球動作を紹介。映像を見ながら、「彼は決して動かさない。ミットを上げたままにしている。あれが投げるためのターゲットになるんだ」と称賛した。
このレイノルズ氏の解説を取り上げた米メディア『CLUTCH POINTS』は、「ドジャース捕手陣はササキの制球力が向上するなら、彼が投げ終えるまでミットを構え続けるべきだろう。なぜ、その調整をしないのか」と記し、キャッチング技術の改善を求めた。
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