POで躍動した卓球新世代の“共通項”「スポーツ選手にとって一番大事」 16歳・川上流星&18歳・面手凛が示した存在感【Tリーグ】 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

POで躍動した卓球新世代の“共通項”「スポーツ選手にとって一番大事」 16歳・川上流星&18歳・面手凛が示した存在感【Tリーグ】

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POで躍動した卓球新世代の“共通項”「スポーツ選手にとって一番大事」 16歳・川上流星&18歳・面手凛が示した存在感【Tリーグ】
POで躍動した卓球新世代の“共通項”「スポーツ選手にとって一番大事」 16歳・川上流星&18歳・面手凛が示した存在感【Tリーグ】 全 1 枚 拡大写真

卓球のTリーグは27日、28日に東京都の国立代々木競技場第二体育館にて「ノジマTリーグ 2025-2026シーズン プレーオフ」が行われ、男子は木下マイスター東京が2年ぶり5度目、女子は木下アビエル神奈川が2年連続3度目の優勝で幕を閉じた。

各チームの主力選手たちが激闘を繰り広げた中、存在感を示したのが次世代を背負うことが期待される男女の新星たちだった。

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■世界36位の田中に見せた修正力

金曜開催となった27日の男子ファイナルには2,428人、土曜開催となった女子ファイナルでは3,145人の観客が集まった。8年目のTリーグプレーオフ制覇をかけた戦いは熱気に包まれた。

そんな中、27日の男子ファイナルで存在感を示したのがKM東京の川上流星。今年の全日本選手権ジュニアの部を制した16歳は、金沢ポートとの大一番で第2マッチに抜擢されると、世界ランキング36位の実力者・田中佑汰と対峙した。「試合前はめちゃくちゃ緊張して、最初の第1ゲームも緊張して足も動かなかった」という川上は、田中の鋭いバックハンドを中心とした攻めに序盤の主導権を握られ、第3ゲームまでに1-2のビハインドを背負った。

それでも、「なんでミスしたのかとか、次どうするのかというのは1球ずつ考えながらやっている」と語るように修正力の高さを発揮し、田中の返球にも冷静に対処。6-6スタートの最終ゲームを11-8で競り勝ち、勝利を収めた。KM東京の2年ぶりプレーオフ制覇に16歳が大きく貢献した。

■五輪メダリスト・平野に大逆転

一方、28日の女子ファイナルでチームは敗れたもののインパクトを放ったのが日本生命レッドエルフの面手凛。5月の世界卓球(団体戦)の日本代表メンバーにも名を連ねている18歳は、第4マッチでKA神奈川の平野美宇と対戦。マッチカウント1-2の状況で、自身が敗れればチームの敗退も決まる厳しい状況の中、経験豊富な平野の安定したレシーブやラリーに押され、2ゲームを奪われて追い詰められた。

しかし、中盤以降に粘り強さを発揮すると、ラリーで平野を上回る場面も増え始め、最終ゲームへ持ち込む。点の取り合いとなったデュースの攻防を18-16で制したのは面手で、「すごく苦しい試合でしたけど、そこから切り替えて最後まであきらめずにできた」と語った18歳が価値ある1勝を手にした。

現状の課題について「フォアハンドの強化をやっている」と述べた面手だが、2大会連続五輪メダリストの平野相手にもフォアで競り勝つ場面が見られるなど、大舞台でその努力の跡は随所に見られた。

■両選手に共通する練習への向き合い方

Tリーグプレーオフで結果を残した16歳の川上と18歳の面手だが、オーダーに指名した両チームの指揮官がシーズン中から称えてきたのが卓球と向き合う“姿勢”だった。

KM東京の王凱監督代行はシーズン途中から起用し始めた川上について「卓球に対する向き合い方がとてもいい」と練習から感じる取り組みに言及しながら、「いつでも一生懸命やって、試合に出たら『絶対負けたくない』という気持ちがとても強い。それがスポーツ選手にとっては一番大事なこと」と称賛した。

またKA神奈川から移籍し、日本生命で成長を遂げた面手に対し、村上恭和総監督は「練習が好きで、伸びしろがある」とそのポテンシャルに言及。さらに、「基本的には練習をやる人が強い。年を取ってくると残念ながら故障をしてしまうからできなくなる。だから成長がなくなる。練習をせずに成長する人はスポーツの世界ではないです」と語り、その努力を高く評価した。

「練習でできないことは試合でもできない」とはスポーツ界で重要視されてきた格言だが、王監督代行、村上総監督が練習からの姿勢を称えてきた川上と面手は、格上選手とも対峙するTリーグの舞台で徐々に存在感を高め、プレーオフの舞台でその力を証明した。次世代の卓球界を担うホープとして期待される両選手の台頭は、その着実な努力が実を結んだ結果だろう。

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