
卓球の「ITTF男女ワールドカップ2026」は2日、マカオでステージ2・決勝トーナメント1回戦が行われ、世界ランキング6位の張本美和(木下グループ)は同8位の王芸迪(中国)と対戦。ゲームカウント1-4で敗れ、準々決勝進出を逃した。
今季国内外の大会で好調を維持してきた張本美を破った王芸迪に、中国現地メディアから称賛の声が寄せられている。
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■29歳ベテランの老獪な戦いぶり
張本美は今年の全日本選手権で一般の部シングルス初制覇を含む4冠を達成。さらに「WTTチャンピオンズ重慶」では自身初のタイトルを獲得するなど、好調を維持して今大会を迎えた。ステージ1では危なげなく2連勝し、順当にステージ2へと駒を進めた。
そんな張本美に立ちはだかったのは王芸迪。2年前のW杯では決勝トーナメント1回戦で張本美に敗れていたが、今回は立ち上がりから安定したラリーを軸に攻守に隙のない戦いを披露した。3ゲームを先取するなど張本美に流れを与えず、1ゲームを奪われた後の第5ゲームも11-8で取り切り、快勝を収めた。
中国メディア『捜狐』は王芸迪の戦いぶりについて、「この勝利は対戦相手(張本美)に対して4連勝を飾っただけでなく、教科書通りの完璧な戦術遂行力を見せつけ、試合前の計画を打ち砕いた」と称賛した。
この試合で光ったのが緩急を使った王芸迪の攻めで、タイミングが合わず張本美が首を振る場面も見られた。記事内では「王芸迪は張本美のスピードに合わせようとはせず、強烈なスピンをかけた巧みなショットで相手のリズムを封じ込めた」と言及し、その老獪な戦いぶりを評価している。
上位進出を狙った張本美を相手に完勝した王芸迪。29歳のベテランがマカオの地で存在感を示した。
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