
8日(日本時間9日)の敵地ブルージェイズ戦に「1番投手兼DH」で先発出場した大谷翔平投手。攻守交替の間に行われるウォーミングアップの時間が「他投手より長く、特別扱いされているのでは?」という疑問が呈され、波紋を呼んだ。騒動のきっかけは、ブルージェイズのジョージ・スプリンガー外野手が球審に“抗議”したことにあったが、米記者は「スプリンガーは一切文句を言っていなかった」と明かした。
◆【前回の記事】大谷翔平のウォーミングアップだけ特別扱い? 球審の裁量、二刀流への配慮に不満か……スプリンガーが抗議でロバーツ監督イライラ
■「一切文句は言っていない」
発端は1回表にあった。先頭打者として打席に立った大谷は四球を選び、出塁。その後、二塁に進んだものの、後続が倒れて攻撃終了となった。
その裏のマウンドに立たなければならない大谷は、塁上からベンチに戻りマウンドへ。攻守交替のインターバルは2分となっているが、大谷が実際にマウンドに上がったのは残り1分を切ってからだった。そこからウォーミングアップを始めたため、既定の2分は当然オーバーした。
ここでブルージェイズのスリンガーが、インターバルタイムの延長を認めた球審に歩み寄り、何か言葉を交わした。この場面を流した現地カナダの放送局『スポーツネット』は、「きっと彼らは『オオタニにどれほど時間を与えるつもりなんだ』と言っている」と伝えたように、多くのファンが抗議したものと受け取った。
このスプリンガーの行動が引き金となり、大谷に対する“特別待遇”が波紋を呼んだ。しかし、ポッドキャスト番組『ファウル・テリトリー』に出演した米スポーツ専門メディア『The Athletic』のケン・ローゼンタール記者は、「直接関係した2人から話を聞いたが、スプリンガーは一切文句を言っていなかった」と明かした。
■米メディア「この件は終わり」
続けて同記者は「スプリンガーはオオタニについて不満を言ったわけではなく、この場合、より長いウォームアップ時間を与えられることを審判に確認しただけだ」と続け、抗議とは違うとした。
攻守交替の時間は2分とされているが、十分なウォーミングアップ時間を確保できなければケガにつながる危険性があると判断された場合など、審判の裁量で時間オーバーが許されるケースもある。そのため、もともと今回の措置も問題ないが、一部のファン・関係者から“特別待遇じゃないか”と批判する声が噴出していた。
米地元メディア『ドジャース・ウェイ』は一夜明けて、「この件はこれで終わりにすべきだ。ドジャースはレギュラーシーズン中、もうブルージェイズとは対戦しないし、このばかげた騒ぎもこれで終息してほしい」と訴えた。
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