
10日(日本時間11日)に本拠地ドジャースタジアムでレンジャーズと対戦したドジャース。9回にマックス・マンシー内野手のソロ本塁打が飛び出し、8-7でサヨナラ勝ちを収めた。先発したタイラー・グラスノー投手は、6回5安打4失点とピリッとしなかったが、地元メディア『ドジャース・ネーション』は、サイ・ヤング賞候補のダークホースに挙げた。
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■ゲームマネジメントを反省
今季3度目の先発マウンドに上がったグラスノー。2回までは無失点に抑えたが、3回にコーリー・シーガー内野手に3ランを被弾。5回にもワイアット・ラングフォード外野手にソロアーチを浴びた。
この日は結局、6回100球を投げて5安打4失点、7三振1四球という内容。試合後には「自分のゲームマネジメントが良くなかった。ただ、状態そのものは悪くなかった」と振り返り、特に走者をためてからの一発を悔やんだ。
それでも『ドジャース・ネーション』は、今季のグラスノーを評価。「サイ・ヤング賞のダークホースになる」と記した。投球に関する各種指標は好調で、ハードヒットを許さず、奪三振率も高い。制球力の高さもうかがえる。気になる点としては、ボール球を振らせるチェイス率が低く、思いのほか空振りが取れていないことくらいか。
■健康維持が最大の課題
しかし、グラスノーの場合、一番の問題はコンディション。10年に及ぶキャリアの中で、シーズン最多投球回は134イニングにとどまっており、「ガラスのエース」と呼ばれる所以となっている。
そのため、同メディアは「彼はエースを張るのに申し分ない資質を持ちながら、負傷離脱を繰り返してきた。そのため、やや過小評価されている」とし、まずは1年を通して健康を維持することを期待した。
その上で、サイ・ヤング賞争いについては「ドジャースの中では、ヤマモト(山本由伸)がグラスノーにとって最大のライバルになるだろう。オオタニ(大谷翔平)も脅威だが、彼の場合、たとえ成績や各種指標が良く見えても、投げられるイニングがかなり限定されるため、ミスを許される余地がほとんどない」とした。
他球団に目をやれば、ポール・スキーンズ投手(パイレーツ)やクリストファー・サンチェス投手(フィリーズ)ら強力なライバルがひしめいているが、確かに1年間ローテを守ることができれば、グラスノーにもチャンスはありそうだ。
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