【皐月賞/危険な人気馬】多くの“史上初の偉業”に臨む素質馬に黄信号 歴史が物語る、過去40年「0.4.0.29」の高い壁 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【皐月賞/危険な人気馬】多くの“史上初の偉業”に臨む素質馬に黄信号 歴史が物語る、過去40年「0.4.0.29」の高い壁

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【皐月賞/危険な人気馬】多くの“史上初の偉業”に臨む素質馬に黄信号 歴史が物語る、過去40年「0.4.0.29」の高い壁
【皐月賞/危険な人気馬】多くの“史上初の偉業”に臨む素質馬に黄信号 歴史が物語る、過去40年「0.4.0.29」の高い壁 全 1 枚 拡大写真

今週は3歳クラシック三冠の初戦、第86回皐月賞(GI、芝2000m)が中山競馬場で行われる。

今年は、朝日杯FS覇者カヴァレリッツォと、ホープフルS覇者ロブチェンの2歳GI王者が揃い踏み。加えて、共同通信杯を制したリアライズシリウスをはじめ、弥生賞を制したバステール、若葉Sを勝ったマテンロウゲイルといったトライアル組や、京成杯覇者グリーンエナジー、東スポ杯2歳Sを制したパントルナイーフ、毎日杯を勝ったアルトラムスなど実力伯仲の混戦模様となっている。

そんな中、JRA最優秀2歳牡馬カヴァレリッツォが、今回の「危険な人気馬」の標的となる。

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■“初物尽くし”への懸念

昨年の朝日杯FSでは、中団から内を捌き、直線では鋭い伸び脚で突き抜けて2歳王者に輝いたカヴァレリッツォ。デビューから一貫してマイル戦を使われてきたが、今春は直行ローテでクラシックへ参戦。父サートゥルナーリアも制した皐月賞で、父子制覇も懸かる主役の1頭だろう。

しかし、その臨戦過程は決してプラス要因とは言えない。まず、朝日杯FS覇者が皐月賞を制したのは2013年ロゴタイプが最後で、それ以前は94年ナリタブライアンや92年ミホノブルボンなど、一時代前のレース体系だった頃まで遡る。加えて、2歳GIからの直行ローテは【2.2.0.6】で、朝日杯FSからの直行はサンプルは少ないが、3頭いて2020年サリオスの2着が最高着順。

また、過去40年の皐月賞で、前走の距離が芝1600mだった馬は【0.4.0.29】の成績と、前記サリオスや2017年ペルシアンナイトなどの2着が精いっぱい。さらに芝1800m以上のレースを未経験だった馬が皐月賞を勝ったことも歴史上なく、この点はマイル戦しか経験していないカヴァレリッツォにとって大きな壁だ。

さらに、キャリア3戦の馬は、過去10年で【3.4.2.25】の成績であるが、複勝圏内10頭中9頭は、無敗で皐月賞まで駒を進めてきた馬たち。今年は無敗馬の参戦はゼロだが、比較的キャリアの浅い馬は、圧倒的なポテンシャルで期待を背負い、取りこぼすことなくクラシックへ参戦しなければ、皐月賞での好走は難しくなる。

カヴァレリッツォは多くの“史上初の偉業”に臨むこととなる。

■スピードだけではない、器用さが求められる舞台

脚質面では、前走の4角位置が2~5番手の馬が【9.5.9.72】の成績で、圧倒的な占有率となる。小回りで機動力が要求されるコースだけに、勝負どころで好位に位置する器用さを持ち合わせていることが、皐月賞での好走条件。カヴァレリッツォは多頭数だった新馬戦や前走では、中団から脚を伸ばして結果を出してきた。しかも中山コースは初参戦となり、位置取りに加えコース適性も未知という不安要素がはらんでいる。

皐月賞は“速い馬が勝つ”という古くからある格言が有名だが、2000m前後で速く走ることが求められることであり、マイル適性の高い速い馬が勝つことは難しいと、歴史上は物語っている。

年明けの前哨戦を使わないローテも主流になっているが、“中118日”というレース間隔も、勝てば史上最長間隔となるほど、ローテ的には容易ではない。これらのことを踏まえると、絶対的な存在とは言い難く、少なくとも「頭」勝負は避けたい。

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◆著者プロフィール

石川豊●いしかわゆたか20代から競馬メディアに寄稿。「ユタカ人気」と言われた時代、武豊が騎乗する過剰人気馬をバッサリと切り捨てる馬券術を駆使し、年間回収率100%超に成功。以来、「1番人気の勝率は3割」を念頭に、残り7割の可能性を模索し、「危険な人気馬」理論を唱え続ける。

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