
今週は京都競馬場で天皇賞春(芝3200m)が行われる。淀の長距離GIに名だたるステイヤーが集結した。
ここでは、過去10年から京都開催の2014~20、23~25年をピックアップ。ヘデントールとアドマイヤテラにフォーカスしたデータを取り上げる。
【天皇賞春2026予想/全頭診断】ヘデントールに“10年連続馬券内”データ該当 一縷の望みを託せる「2.3.0.0」穴候補は
■ヘデントールに“10年すべて馬券内”の追い風
昨年の本レースはビザンチンドリームとの一騎打ちを制したヘデントール。前年覇者が連覇を目指して参戦をはたす。見せ場なく敗れた前走京都記念の内容が心配されるなか、データはどのような決断を下したのか?
・天皇賞春or菊花賞で連対→10年すべて馬券内
フェノーメノ、キタサンブラック、フィエールマンと連覇が珍しくない本レース。リピーターレースの傾向は明らかで、シンプルに長距離GI連対歴のある馬を狙えばよいとのデータが出現した。
ヘデントールについて補足すると、鞍上のC.ルメールは芝3000m超のGIで騎乗機会4連勝中。3年前はジャスティンパレスとのコンビで勝利を収めるなど、長距離GIで圧倒的な存在感を誇っている。連覇に向けた準備は整った。
■アドマイヤテラに“勝率ゼロ”の逆風
同じ人気馬でも、アドマイヤテラには逆風が吹き荒れる。前走阪神大賞典はレコード勝ちと圧巻のパフォーマンスを披露。世代屈指のステイヤーがついにGIのタイトルを手中に収めようと臨む一戦だが、以下のマイナスデータが立ちはだかる。
・年齢5歳で古馬GI掲示板内なし【0.2.0.23】
この中には1番人気キズナ、3番人気ガンコ、サリエラといった人気馬がチラホラ。年齢5歳で古馬GI掲示板内なし該当馬×京都開催の天皇賞・春は“勝率ゼロ”と、勝ち切るためのハードルが極めて高い印象だ。
スティンガーグラスの回避により、さらに人気が押し上げられそうなアドマイヤテラ。それでも勝ち切るゾーンの馬券を買うのは躊躇してしまう。
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著者プロフィール
田原基成(たはらもとなり)●競馬評論家馬柱の隅々まで徹底分析を行い、確かな精度で軸馬・妙味馬を抽出する「馬柱探偵」。予想に対して謎ときに近い魅力を感じており、ローテーション・血統の分野にて競馬本を執筆。現在は競馬メディア『Winsight』で予想コラム執筆中。『SPREAD』ではデータ分析から読み取れる背景を紐解き、「データの裏側にある競馬の本質」を伝えていく。


