
卓球の世界一を決める「2026 ITTF世界卓球選手権ファイナルズ ロンドン大会(世界卓球)」が4月28日から5月10日にかけて行われ、女子では中国が決勝で日本をマッチカウント3-2で下し、7大会連続の金メダルを獲得した。
日本の55年ぶり金メダルを阻んだ中、圧倒的な存在感を示したのが世界ランキング1位の孫穎莎。中国現地メディアもエースの脅威に言及している。
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■張本美&橋本に敗戦もエースが奮起
6大会連続で中国と日本が決勝で対戦した中、日本は第1マッチで張本美和(木下グループ)が世界ランキング2位の王曼昱、第3マッチで橋本帆乃香(デンソー)が同7位の蒯曼を下すなど、金メダルへあと一歩まで迫った。しかし、最後は中国に意地を見せられ、55年ぶりの戴冠はならなかった。
その中で強烈な存在感を放ったのが孫穎莎だった。長きにわたり世界女王として君臨する25歳は、第2マッチで早田ひな(日本生命)、第4マッチで張本美をともに3-0で撃破。いずれも中国が先に1点を失った重圧のかかる場面で起用され、日本の左右のエースを寄せ付けずに白星を掴み、中国を金メダルへ導いた。
孫穎莎は前回2024年釜山大会の決勝でも、第1マッチで張本美、第4マッチで早田を下しており、日本女子が“中国超え”を目指した中で、2大会連続で大きな壁として立ちはだかった。技術面だけでなく精神面でも他を圧倒しており、世界1位にふさわしい凄みを改めて印象づけた。
中国メディア『捜狐』も14日付の記事で、その脅威に言及。「孫穎莎の圧倒的な強さは、もはや疑いようがない」と絶賛したうえで、「日本をはじめ主要国はすでに彼女を重点的な研究対象としている。プレースタイルに対する包括的かつ集中的な戦術分析は、今後さらに厳密になるだろう」と分析し、各国の“孫穎莎対策”が加速していくと予想している。
日本が55年ぶりの金メダルを目指した今回の世界卓球団体戦で、孫穎莎は改めて圧倒的な強さを証明した。今後も日本女子にとって大きな壁となり得る中で、日本から中国の世界1位を脅かす存在は現れるのか。今後の戦いにも注目が集まる。
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