
安田記念は過去10年、単勝オッズ10倍以上が6勝2着5回3着3回。近年は比較的、上位人気が台頭しているものの、昨年は9人気に甘んじたガイアフォースが2着、2022年には8人気サリオスが3着、21年は8人気ダノンキングリーが1着と穴馬の台頭は見られる。
一方、単勝2桁人気の馬は2015年に12人気3着のクラレントを最後に馬券内がなく、中穴狙いがセオリー。ただ、今年は昨年の春秋マイル王ジャンタルマンタルが不在。各馬にチャンスがある年であり、一発狙いが叶う状況だ。
本記事では「穴馬をアナライズ(分析)する」をテーマに穴馬候補をピックアップ。ここでは「ウォーターリヒト」を取り上げる。
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■ウォーターリヒト
昨年のマイルCSで15人気ながら3着と健闘。2025年には東京新聞杯を制し、2走前の同レースも3着とコース実績を持ちながら、今回も下馬評は低い。
理由は「冬馬説」があること。実際、秋冬の10~2月【4.2.5.1】に対し、春夏の3~9月【0.0.0.7】と成績の偏りがあり、この戦績だけで判断すれば夏に弱く冬に強い印象を受ける。
しかし、3歳春はシンザン記念3着、きさらぎ賞2着の後、スプリングS9着、皐月賞16着、NHKマイルC8着と、1月から5月まで月1回出走のローテ。リフレッシュした後、3勝クラス→リステッド競走を連勝し、この時に今回人気のトロヴァトーレを負かしている。
昨年は京都金杯2着、東京新聞杯1着と勢いに乗った矢先に安田記念9着。ただ、東京新聞杯は当時の所属・河内洋厩舎の引退前であり、ここでメイチ仕上げの後の反動と見ることはできる。9着に敗れた昨夏の中京記念は完全に前残りの中を出負し脚を余す内容。富士S9着からマイルCS3着の一変ぶりを見れば、叩き良化型の節はあり、前走・マイラーズCも前哨戦仕上げの13着と判断できる。
今回人気のガイアフォースとはマイルCSでハナ差、トロヴァトーレとは2走前・東京新聞杯でクビ+クビ差、リステッド競走では先着している点からも、さほど実力差はなく、それでも20倍以上のオッズ差。1週前に宝塚記念出走予定のメイショウタバルと併せ、当週も一杯と仕上げは前走とは雲泥の差であり、一発の気配がプンプンと漂う。
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