
FIFAワールドカップ北中米大会は2日(日本時間3日)、決勝トーナメント1回戦が行われ、優勝候補スペインがオーストリアを3-0で退けた。MVPに選ばれた18歳のFWラミン・ヤマル(バルセロナ)は「ここからが本当のW杯」と語り、ベスト16で当たるポルトガル戦に目を向けた。
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■オーストリア戦のMVP
勝ち抜けたとはいえ、グループリーグでのパフォーマンスは精彩を欠いたスペイン。不安視する声も聞かれたが、決勝トーナメントに入り覚醒。得意のパスワークで相手を押し込むと、24本のシュートを浴びせて完勝。オーストリアに付け入る隙を与えなかった。
この試合でMVPに選ばれた18歳のヤマルは、右のウイングで先発出場。緩急自在のドリブルで相手DFを翻弄し、マークが2人ついてもお構いなしに突破した。
ゴールこそ決めることはできなかったが、4月に負ったケガの影響を感じさせないプレーで後半40分までピッチに立った。
「状態はいい。今は100%。監督が望むような、どんな形でもプレーできるように準備できている。これからも休養を取り、体をケアしていく必要はあるが、状態は100%だ」と自信を見せた。
そして、「ここから本当のW杯が始まる。負ければ家に帰ることになる。決勝トーナメントとはそういうことだが、我々はそれを望んでいない。誰一人として、それを望んでいない」と語気を強めた。
■クリロナとの対決を心待ち
次戦の相手は、FWクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)率いるポルトガルに決まった。先日は「もしクリスティアーノと対戦できれば光栄だ」と話していたが、試合後には「自分たちの実力は分かっているし、どのチームも恐れていない。我々はスペインだ」と力強く言い切った。
今大会はロナウドのほか、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(インテル・マイアミ)、フランス代表FWキリアン・ムバッペ(レアル・マドリード)、イングランド代表FWハリー・ケイン(バイエルン・ミュンヘン)らスーパースターたちが、額面通りの活躍を披露。「若き至宝」「神童」と呼ばれるヤマルは彼らと同等か、あるいはそれ以上に高い注目を集めて大会入りしたが、ここまで1ゴールにとどまっている。
それでも、対戦したオーストリアのラルフ・ランゲニック監督は「彼は、私が見てきた中でも最大級の才能だ」と称賛した。
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