
国際卓球連盟(ITTF)は6日、2026年第28週の世界ランキングを発表した。「USスマッシュ2026」で初優勝を成し遂げ、ランキングを自己最高の4位に上げたのが松島輝空(個人)である。
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■史上2人目の中国勢以外の優勝
松島は昨年11月の「WTTチャンピオンズフランクフルト」を制覇し、世界ランキングで初のトップ10入り。その後もランキングを落とすことなく6位まで浮上させ、アメリカでのグランドスマッシュに挑んだ。
迎えたUSスマッシュで見せたのは圧巻のパフォーマンスだった。3回戦で世界ランキング10位のチウ・ダン(ドイツ)をストレートで下すと、準決勝では同5位のフェリックス・ルブラン(フランス)を4-1で退け、WTTシリーズでの初勝利を記録。迎えた決勝では、張本智和(トヨタ自動車)、篠塚大登(東都観光バス)を下して勝ち上がったウラジーミル・シドレンコの勢いを封じ、4-2で勝利した。
グランドスマッシュではトルルス・モーレゴード(スウェーデン)以来となる中国勢以外による優勝を成し遂げ、ランキングでもトップ5入りを果たした。WTT公式サイトは松島について「南カリフォルニアでの優勝は歴史的な快挙となり、マツシマはWTTグランドスマッシュ史上最年少の優勝者になっただけでなく、同レベルの大会を制した2人目の中国籍以外の選手となった」と報じている。
■ロス五輪へWエース体制が本格化
19歳でトップ5入りした松島について、中国メディア『捜狐』は8日に公開した記事内で、同世代で世界13位の温瑞博と比較。「データを直接比較すると、その差は歴然としていることが分かるだろう」とし、WTTチャンピオンズ、グランドスマッシュ制覇やワールドカップでの準優勝など、大舞台で結果を残す松島の強さに言及した。
また、記事内では日本と中国の育成システムの差にも触れており、「中国は温瑞博に留まらない。林詩棟はすでにトップ選手としての地位を確立しており、向鵬、陳垣宇といった若手選手も経験を積んでいる」と競争力の高さに言及。一方で、「日本の卓球界は松島輝空の育成にリソースを集中させ、主要国際大会への出場機会を与えてきた」とし、「こうした実戦経験の差が、両者の戦績の差を拡大させる要因となった」と、経験値の積み重ねが結果に反映されていると分析した。
日本男子は張本智が長らくエースとして最前線に立ってきた中、松島のトップ5入りにより、ダブルエース体制を敷くことが可能になった。2028年のロサンゼルス五輪に向けたサイクルも本格化する中、才能を開花させている19歳・松島のさらなる飛躍に注目が集まる。
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