
FIFAワールドカップ北中米大会は9日(日本時間10日)に準々決勝が行われ、前回準優勝のフランスが、前回4位のモロッコを退けた。スコアこそ2-0で収まったが、内容的にはフランスが圧倒。もっと大差がついてもおかしくなかっただけに、海外メディアからは「彼らを止められるチームはあるのか」という指摘が相次いだ。
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■「モロッコは怖くなかった」
ボール保持率こそ互角だったが、シュート数はフランスの22本に対し、モロッコは5本。さらに枠内シュートもフランスが10本飛ばしたのに対し、モロッコはわずか1本にとどまった。モロッコGKヤシン・ブヌ(アル・ヒラル)の好セーブがなければ、もっと大差のゲームになっていた可能性が高い。
MFアドリアン・ラビオ(ミラン)は試合後、「モロッコがボールを持っている時でも、彼らにはそれほど危険を感じなかった。あのチームをそれほど恐れる必要はなかった。ピッチ上ではそういう感覚だった。それは驚きでもあった」と率直な印象を口にした。
ブラジルやオランダ相手にゲームを支配してきたモロッコを、ほぼ一方的に退けたフランス。強さが際立った完勝劇を受けて、米スポーツメディア『The Athletic』は「彼らを止める者は現れるのか」と投げ掛け、記事を公開した。
■もし先制されたらどうなるか
同メディアが注目したのは先制点。「フランスは今大会を通じて一度もリードを許していない。その事実は、彼らの圧倒的な実力を証明している」としつつ、「例えば、準決勝でスペインが先制したら、あるいは決勝でイングランドが先にリードを奪ったら、その時にフランスに何が起きるか見てみたい」と記した。
フランスに先制されると、相手は追い付くために前掛かりになる。そうなると裏にスペースが生まれ、フランスはそこを鋭いカウンターで狙って行く。そして、相手チームの“被害”は、ますます広がるというパターンが多い。それを阻止するためには、先制されずに逆に先制することが重要になる。
「スペイン、イングランド、アルゼンチンには、フランスがこれまで対戦してきたどのチームよりも大きな問題を引き起こせるだけの攻撃力と個の能力がある」とし、フランスを倒すカギは、これら強豪国による先制点にあると主張した。
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