
卓球の「ノジマTリーグ 2026-2027シーズン」は2日、福岡県の福岡武道館にて、木下アビエル神奈川対九州カリーナの試合が行われ、KA神奈川はマッチカウント3-2で勝利し、今季初白星を飾った。
この試合で第3マッチとビクトリーマッチ(VM)で勝利したのが張本美和。国際大会も控える中、18歳のエースがさらなる進化へ抱負を語った。
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■台湾選手とのVMに勝利
昨季連覇を果たしたKA神奈川だが、4シーズン在籍した平野美宇が九州に移籍するなど、主力が入れ替わってのシーズンを迎えた。台湾開幕となった7月25日のトップおとめピンポンズ名古屋戦を落とした中、九州とのアウェーゲームでもマッチカウント0-2のビハインドを背負い、苦しい状況に陥った。
そんな状況を打開したのが張本美だった。第3マッチでは、台湾のホァン・ユージェを相手に冷静な試合運びが光り、連続ポイントも重ねるなど3-1で勝利を飾り、流れを引き寄せた。そして迎えたVMでは再びホァン・ユージェと対峙。序盤の連続ポイントで5-1とリードを広げ、点差を詰められた終盤にも再び3連続ポイントで勝負を決めた。「久しぶりだったので本当に緊張した」と振り返ったが、チームが苦しい状況での勝負強さが光った。
世界ランキング3位と日本女子トップの位置につける張本美だが、見据えるのは2028年ロサンゼルス五輪へ向けたさらなる進化だ。2年後に迫った大舞台へ向け、今季を“自分を作る時間”と位置付けながら、「相手が(対策)してこないから直さないのではなく、自分をもっと強くしていくためにはフォアハンドの強化が絶対に必要」と自らに課題を与え、より高いレベルを見据えている。
■お手本とする中国の女王
お手本とするのは、世界ランキング1位の女王・孫穎莎(中国)。「力を抜くところでは抜いて、ボールが当たる一瞬にはしっかり力が入っている」と、対戦や練習を通してその完成度の高さを感じている。KA神奈川に今季初勝利をもたらしたこの試合でも、VMの6-3からホァン・ユージェのフォア側を打ち抜くなど、要所でフォアハンドが効果を発揮した。
そんな張本美が4日から挑むのが「WTTチャンピオンズ横浜」。日本で行われる国際大会に第1シードとして出場する張本美は、5日に行われる1回戦で橋本帆乃香との対戦が決定。5月の世界卓球団体戦では共闘し、銀メダル獲得に貢献した28歳のカットマンとの日本勢対決が決まっている。
張本美は「7月後半は、ずっと日本で練習やTリーグに取り組んでいたので、いい休みを取れた。気持ちもオフにして、いろいろな場所へ行くことができた」とリフレッシュの時間を設けたことを明かしながら、「国際大会にスイッチを切り替えて、Tリーグとは少し違う部分があるので、そこは自分でしっかり切り替えて。一戦でも多く勝てるように頑張りたい」と意気込みを語った。
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