
バレーボール女子の「アジア選手権2026」は29日、中国・天津で準決勝が行われ、世界ランキング6位の日本は同17位のタイと対戦。セットカウント1-3(21-25、20-25、25-20、20-25)で敗れ、今大会の優勝国に与えられる2028年ロサンゼルス五輪出場権を逃した。
今大会優勝での最速ロス五輪行きを阻まれた日本女子。中国の現地メディアがその敗因を分析している。
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■ミスからの乱れを中国メディアが指摘
フェルハト・アクバシュ監督率いる日本は、優勝チームにのみ与えられる今大会でのロス五輪出場権獲得に照準を合わせ、チームを構築。中国での戦いでは、香港、韓国、ベトナムに苦しむ時間もありながら、すべてストレート勝ち。準々決勝でも台湾を退け、ロス五輪出場にあと「2勝」に迫っていた。
しかし、タイ相手に序盤から得点源である和田由紀子、佐藤淑乃らを封じられ、主導権を握られた。アクバシュ監督は試合途中に栄絵里香をセッターに投入し、鴫原ひなたをアウトサイドヒッターで起用するなど修正を図ったが、序盤からのタイの勢いを止められず。1-2と追い込まれた第4セットを20-25で落とし、決勝進出を逃した。今大会でのロス五輪出場権獲得の望みも途絶えることになった。

和田由紀子(C)Volleyball World
日本がタイに敗れたこの一戦を、中国現地メディアも振り返っている。中国メディア『上観新聞』は「両チームの総合力やプレーの状態に大きな差はなかった」としつつ、日本の失点状況に着目。「日本は自らのミス(アンフォースト・エラー)で相手に28点を与えたのに対し、タイの失点は14点にとどまった」と倍に及んだことに触れながら、「それが決勝進出の望みを事実上絶つ結果となった」と敗退の要因として分析している。
また、『揚子晩報』は「タイが日本を下したのは偶然ではない」と見ており、「タイは攻撃的なサーブを打ち込み、佐藤淑乃を執拗に狙って日本のレシーブを乱した」と戦術面での対応に言及。さらに、「アウトサイドヒッターとして佐藤淑乃、和田由紀子が調子を落とす中、石川真佑がほぼ一人で重責を担う形となり、最終的にはタイの多様な攻撃戦術に圧倒された」と、23得点を奪った主将が攻撃面を背負った点を指摘している。
日本は30日に行われる最終日で、イランとの3位決定戦に回ることになった。今大会でのロス行きを懸けた日本の望みは、タイに阻まれることとなった。
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