
ホワイトソックスの村上宗隆内野手が苦しんでいる。
現地時間12日から15日にかけての直近4試合で、計11三振を喫した。全11打席の投球内容を確認すると、低めへの変化球での空振りが繰り返されている実態が浮かび上がる。
4試合の内訳は、12日のカージナルス戦で2三振、13日の同戦で2三振、14日のガーディアンズ戦で3三振、15日の同戦で4三振。いずれもアウェーでの試合だった。
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■「内外角低め」のボールにバットが止まらない
本記事ではゾーンを捕手視点で14分割する。1~9がストライクゾーン内の3×3(上段1~3・中段4~6・下段7~9)。11~14はボールゾーン側で、高低左右のチェイス領域としている。

本記事でのゾーン設定
11三振のうち9つが空振り三振、見逃し三振は2つにとどまった。決め球の球種とコースを見ると、ゾーン13・14で奪われた三振が6つに上る。スライダー、スウィーパー、スプリッターといった変化球に苦しめられているのが目立つ。
全11三振の内容は以下の通り。

村上宗隆が現地時間9/12~15に喫した三振
K#1(9/12・1回) カイル・レーヒー(右)のシンカー95.7マイル、ゾーン6──見逃しK#2(9/12・9回) ライリー・オブライエン(右)のスウィーパー83.3マイル、ゾーン14──空振りK#3(9/13・2回) マイケル・マグリビ(右)のスライダー84.9マイル、ゾーン13──空振りK#4(9/13・4回) マグリビ(右)のシンカー91.2マイル、ゾーン1──空振りK#5(9/14・1回) ギャビン・ウィリアムズ (右)のフォーシーム100.4マイル、ゾーン3──空振りK#6(9/14・5回) ウィリアムズ(右)のスウィーパー88.0マイル、ゾーン14──空振りK#7(9/14・6回) ダニエル・エスピノ(右)のスライダー90.4マイル、ゾーン14──空振りK#8(9/15・1回) フォスター・グリフィン(左)のカッター91.4マイル、ゾーン2──見逃し
K#9(9/15・3回) グリフィン(左)のフォーシーム93.1マイル、ゾーン4──空振りK#10(9/15・6回) ハンター・ガディス(右)のスライダー91.4マイル、ゾーン14──空振りK#11(9/15・9回) ケード・スミスス(右)のスプリッター89.7マイル、ゾーン13──空振り
右投手から9三振、左投手(グリフィン)から2三振という偏りも目立つ。
■米メディアとファンも指摘するスランプの深刻さ
米メディア『South Side Showdown』は14日付の記事で、村上の不振がホワイトソックスの得点力低下の中心にあると論じた。同サイトによれば、故障で約6週間のIL入りを経たにもかかわらずチーム随一の本塁打数を記録している一方、直近40試合では打率1割台まで落ち込んでいると指摘。三振率やWhiff率(空振り率)もリーグワーストクラスにあると論じている。
米ネット掲示板『Reddit』でもファンの間で議論が起きている。スレッドには以下のような声が寄せられた。
「OBPはまだそこまで悪くないんだよな」「7月は普通に打ってたのに、8月から9月で完全に落ちた」「速球で押されてから、変化球で簡単に空振りを取られている」「相手側のアジャストメントに直面しているね」
チームがポストシーズン争いを続けるなか、村上の復調がチームの命運を左右することは明白。ここから和製大砲の意地を発揮できるか。
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