
シーズンを通して先発ローテーションを守り抜き、ドジャースのナ・リーグ地区優勝に貢献した山本由伸投手。鉄腕エースを巡り、米メディア『CLUTCH POINTS』は18日(日本時間19日)、「もっと注目されるべき」と訴えた。なぜ、過小評価されているのか。同メディアはその理由に言及した。
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■「活躍が見過ごされている」
今季のドジャース先発投手陣は、ブレイク・スネル投手、タイラー・グラスノー投手が序盤から戦列を離れ、終盤を迎えて大谷翔平投手も負傷者リスト(IL)に入った。
エース格が不在となる中、ひとり先発ローテーションを守ったのが山本だった。今季27試合に先発登板し、14勝8敗。防御率2.51はメジャー全体5位、WHIP(1イニングあたりの被安打と与四球)は0.87で同2位、被打率.180は同3位につけている。
堂々たる成績だが、ナ・リーグのサイ・ヤング賞争いはジェイコブ・ミジオロウスキー投手(ブルワーズ)が先行。これにクリス・セール投手(ブレーブス)やクリストファー・サンチェス投手(フィリーズ)らの名前が続く。
この状況を歯がゆく感じているのが、『CLUTCH POINTS』のジョーイ・ミストレッタ記者。「ミジオロウスキーらの傑出したパフォーマンスにより、山本の活躍が見過ごされている」と指摘。その上で「過小評価されているとまでは言わないが、一番問題なのは(ロサンゼルスという)巨大市場を本拠地とするチームでプレーしているにもかかわらず、彼に向けられる注目が十分ではないということだ」と憤った。
■全体17位の奪三振数が影響か
同記者は注目度が高まらない理由について、「目を見張るような三振を奪っているわけではないからかもしれない」と推察。「山本はここまで178奪三振を記録しており、この時期としては立派な数字。しかし、リーグ全体では17位にとどまっている」と紹介した。
現在は最速104マイル(約167キロ)の剛速球を投げるミジオロウスキーが243奪三振でリーグトップに立ち、ブルージェイズのディラン・シース投手(236奪三振)、ガーディアンズのギャビン・ウィリアムズ投手(235奪三振)が全体の2、3位につけている。
同記者としては、山本が剛腕タイプではなく、制球力重視のスタイルであることが、成績に見合うだけの注目を得られない一因かもしれないと指摘した形だ。
また、同記者は「ドジャースには大谷をはじめ多くのスター選手が在籍しており、たとえ山本のような優秀な選手であっても見過ごされる傾向にある」とも主張した。
その上で、最後に「山本がサイ・ヤング賞を受賞することは難しいかもしれない。しかし、彼は現在受けている評価以上に注目されるべき存在であることは確かだ」と説いた。
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