
「第20回アジア競技大会」卓球の男子団体決勝で日本に敗れた中国。同大会8連覇中だった絶対王者は、今回なぜ散ったのか。中国メディア『新浪体育』は張本智和のコメントも引用しつつ、敗因を分析している。
◆「実力差があった」中国のエース王楚欽、張本智和の強さに脱帽……“敗因”とされたオーダー変更には「コーチの意図は推測しない」【アジア大会2026卓球団体戦】
■「地力で相手を圧倒できない」
9連覇の夢が途絶えると同時に、中国メディアは早速、敗因を分析。その1つに挙げられているのが、「世代交代が進んでいない」ということ。
2024年パリ五輪後、馬龍が現役を引退し、樊振東も国際大会への出場を見送っている。世界ランキング1位の王楚欽を擁しているとはいえ、2番手以降は決め手を欠く状態。そのため、『新浪体育』は「地力で相手を圧倒できなくなった時、どれほど巧みに選手を配置しても根本的な問題は解決しない」と、そもそもの実力が下降していることを認めるしかなかった。
同メディアは、張本智和が発した「かつての中国代表には、実際に試合に出る3人の他にも、強い選手が3人ほどいた。だからこそ、10年、20年と強い時代を続けられた」というコメントに注目。翻って“現在の中国はかつてのような選手層を保持していない”と示唆された、と受け止めていた。
■「すべてのタイトルを取る」
ただ、張本の真意は“日本が黄金時代を築くためには今後どうすればいいのか”という点にあり、そのために以前の中国を引き合いに選手層の強化を訴えた形だった。
同メディアによると、張本は「今、僕と松島輝空はともに世界ランキング5位以内にいる。今回このメンバーで勝てたことには大きな意味があると思う。これが、戸上隼輔や篠塚大登への刺激になれば、強い選手が2人から3人、そして4人、5人へと増えていくはず」と主張。
その上で「(私と)松島輝空で世界一を争いながら、他の選手にも成長してもらい、世界5位以内、10位以内に入ってきてほしい。そうなれば、わざわざ『優勝したい』と言わなくてもいいほど日本代表は強くなる。この金メダルをきっかけに、今後は五輪まですべてのタイトルを獲るつもりで、自分たちの時代を築いていきたい」と続けたという。
張本と松島の2枚看板を中心に、日本が黄金時代を築くのか。それとも、敗戦を糧に中国が巻き返しを図るのか。今後のライバル関係に注目が集まりそうだ。
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