
ドジャースのアレックス・ベシア投手は1年前、ワールドシリーズ(WS)直前にチームを離脱した。生後間もない長女に異変が生じたためだった。そして迎えた今年のポストシーズン、ベシアが現在の心境を語った。米地元メディア『ドジャース・ネーション』などが伝えている。
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■「物事の見方が変わった」
昨年10月23日(日本時間24日)、WS開幕前日にドジャースは救援左腕ベシアがチームを離脱すると発表。球団は当時、「心から悲しいお知らせですが、アレックス・ベシア選手は、妻ケイラさんとともにチームを離れています。ドジャース組織全体は、ベシア一家に心からのお見舞いと祈りを送っています」と伝えた。
その後、ベシアは自身のインスタグラムを更新。「私たちの美しい娘は、10月26日に天国へ旅立ちました」とつづり、生まれたばかりの長女が他界したことを報告した。
あれから約1年。悲しみに暮れた時期を経て、ポストシーズンの舞台に戻ってきたベシア。現在の心境について問われると、まずは「この1年は本当に辛かった」と吐露。続けて「物事の見方が変わったし、仕事の進め方も変わった。モチベーションの源も変わった」と明かし、あらゆる面での“変化”を強調。その上で「自分が果たすべき役割は分かっている。ただ、自分を突き動かす思いが、今月は確かにこれまでとは違う」と闘志を見せた。
■ド軍との契約は最終年
気迫あふれる投球でファンからの支持も高いベシア。今季は58イニングを投げて、防御率2.64、74奪三振を記録。課題とされた制球力も改善し、9月は11試合に登板して与四球はわずか1だった。
ブルペンを支える貴重な左腕だが、今季でチームとの契約は切れる。そのため、レギュラーシーズン最終戦では「家族のグループチャットに『ドジャースの選手として本拠地でプレーするのは、(レギュラーシーズンでは)これが最後かもしれない』と送ったんだ」と明かし、「いざ、実際にメッセージを送ると、思わず『マジか……』という気持ちになったよ」と声を落とした。
それでも「特にこの1年で学んだのは、人生には立ち止まり、その瞬間をじっくりかみしめるべき時があるということ」と話し、ドジャースの仲間とプレーする時間を大切に思う気持ちを伝えた。
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