
76ersに加入したレブロン・ジェームズのヘリコプター通勤を不安視する声が、ファンの間で広がっている。米スポーツメディア『The Athletic』が2日(日本時間3日)、その背景を紹介した。そこには、かつてヘリで移動中に事故死したスーパースターの存在があった。
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■「なぜ危険を冒すんだ?」
レブロンはニューヨークにある自宅と、チームの練習拠点があるニュージャージー州カムデンをヘリで往復している。車なら片道2時間、ヘリなら40分ほどで済むという。
しかし、この件が報じられると、ファンからは「車に乗ってくれ、頼む。なぜ危険を冒すんだ?」というメッセージが飛び交ったという。
米国では民間のヘリが日常使いされており、もちろん安全面で懸念されることはない。ただ、『The Athletic』のジェイソン・ライド記者はファンの思いに理解を示し、その背景を説明した。
同記者は2020年1月26日に起きた悲劇を回想。「その日曜日の朝、ロサンゼルス西方の丘陵地帯には濃い霧が立ち込め、雲が低く垂れ込めていた。コービー・ブライアントは13歳の娘ジアナとともにヘリコプターに搭乗。バスケットボールの試合へ向かっていた。機体はカラバサスの丘の斜面に衝突し、2人のほか7人のスタッフも含めて、乗っていた全員が命を落とした」と記した。
■41歳で他界したコービー
つまり、ファンは「レブロンがヘリを使用し続けた場合、コービーのような悲劇が繰り返されるのではないか」と案じているという。
同記者は「(ヘリが安全だという)論理ではなく、記憶。ローター音を聞いた時、人々が感じたのはまさにそれだった」と指摘。さらに「コービーが亡くなる前夜、レブロンは彼を抜き、NBA歴代通算得点で3位に浮上した。場所はコービーの故郷フィラデルフィアだった。そして、コービーの最後のツイートはレブロンを祝福するものだった」と振り返った。
時を経て、レブロンは現在フィラデルフィアでプレー。練習を終えると、ヘリで帰っていく。同記者は「だから、人々がゾクッとするのも無理はない」と伝えた。
レブロンは41歳で、コービーが他界したのも41歳。ファンが車通勤を懇願するのも無理はないかもしれない。
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