
今季のワールドシリーズを制したブルワーズには、試合前に打撃ケージでたばこを吸う奇妙な習慣があった。「ラリーヒーター」と呼ばれるこのゲン担ぎは、シーズンを通じて選手たちの間で共有されていたという。
米スポーツ専門局『ESPN』のジェフ・パッサン記者が30日(日本時間31日)、同局のYouTube番組「Sources Tell Jeff Passan」でチームの舞台裏を明かした。
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■バウアーズらが始めた試合前の習慣
きっかけは15日(同16日)。『ESPN』のアルデン・ゴンザレス記者から、ブルワーズの打者が打撃ケージでたばこを吸っているとの情報を得たパッサン記者は、ワールドシリーズの取材中に選手たちへ話を聞いた。パッサン記者はジェイク・バウアーズ内野手を中心人物として挙げ、サル・フリーリック外野手も参加していたと説明した。
この習慣はポストシーズン限定ではなく、シーズンを通じて続いていた。本拠地だけではなく遠征先でも行われ、打撃ケージの煙の臭いがダグアウトまで届くこともあったという。全員が喫煙していたわけではないが、チーム内では広く知られ、選手たちも面白がっていた。主将のクリスチャン・イエリッチ外野手も参加しており「打撃ケージのそばを通って、たばこに火がついているのを見ると、みんな準備万端だなと思う」と振り返った。
「ヒーター」はたばこの俗称であると同時に、野球では速球を指す言葉でもある。打撃ケージでたばこを吸い、試合では速球を打つ。そんな言葉遊びから「ラリーヒーター」という呼び名が生まれたそう。
パッサン記者は、当然ながらたばこが好成績の理由ではなく、打線の好調に伴って始まったゲン担ぎの習慣に過ぎないと説明している。
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