鈴木真理がツアー・オブ・ジャパン南信州で首位に
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
南信州ステージは、ほぼ全ルートが過酷な登りか急激な下りになる。高速で急カーブを疾走するので、選手たちにはテクニックも要求される。
優勝を狙っていたのは、このステージを地元とする福島。チームメイトと事前に綿密な打ち合わせをしてレースに挑んだ。
少人数で飛び出して集団からの逃げを決めるメンバーの中に福島のチームメイトがいたので、レース後半まで安心して体力を温存することができた。
レース終盤、集団が一つになったとき、飛び出したのは福島だった。それに反応してヨン・インホーン(22=ホンコンチャイナチーム)が福島に追いつき2人で協力してゴールを目指した。
この2人の動きに対して冷静な走りを続けたのが鈴木だった。
「チームNIPPOやデローザ・スタックプラスチックの選手たちが必ずゴール手前に福島に追いつくと思ったので、それに賭けた」と鈴木。
福島とインホーンはゴール手前300mまで逃げたが、鈴木の予想通り追走してきたコリオーニや佐野たちに捕まった。そのため、勝敗は6人のゴールスプリントにゆだねられた。
直前、6人は横1列に並んだ。その中で鈴木がわずかに前に出て優勝した。
熱い走りで飯田市民を湧かせた福島は「とても悔しい。ラスト1kmでインホーンの様子をうかがわず、単身で飛び出せば結果はちがっていたかもしれない。一瞬の判断ミスで優勝を逃してしまった」と後悔の表情。
冷静なレース運びで優勝した鈴木。「世界に通じるほどレベルの高いコースレイアウトの南信州ステージで勝て、個人総合首位にもなれたので、とてもうれしい。選手としての自信にもつながった」と喜びを語った。
20日は移動日となり、選手たちはこれまでのレースの疲れを取ることに専念する。21日は、距離11.4kmで高低差1200mを一気に駆け上がる富士山ステージでの戦いになる。
《編集部》
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