【ツール・ド・フランス14】総合3位とマイヨブランを獲得したピノ「ちょっと夢うつつの状態」

フランスの24歳、ティボー・ピノ（FDJ）はツール後半戦に向けて調子を上げ、総合3位と25歳以下で総合最上位の選手に与えられる白ジャージ「マイヨブラン」を獲得した。

ピレネー3連戦を終えた時点で総合2位まで上がったピノだが、第20ステージの個人タイムトライアルではベテランのジャンクリストフ・ペロー（アージェードゥーゼル）に逆転を許し、総合3位に後退。それでも表彰台圏内はしっかりと守り、ペローともにフランス人2人で表彰台に上がった。ロマン・バルデ（アージェードゥーゼル）とのマイヨブラン争いも制し、将来を期待される若手としての評価を裏付けた。

ツール公式サイトに掲載されたピノのコメントは以下の通り。

「目標は総合トップ10だったし、マイヨブランもついてくると思ってたよ。僕はアタックが好きだし、上りを楽しく走るのが好きな人間なんだ。僕が思うに、それが自転車に乗るっていうことだよ」

「TTでの自分の好成績には驚いていない。今年1年はずっとTTでいい走りをしていた。僕がツール・ド・フランスのチャンスを見過ごすわけがない。最高だよ。これからは家族、チームと楽しい時間を過ごす。自転車に乗り始めてから僕ががんばってきたすべてに対するご褒美だね。ちょっと夢うつつの状態だよ」