【自転車のある風景】アボリジニーと現代人の融合したコミュニティー | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【自転車のある風景】アボリジニーと現代人の融合したコミュニティー

オピニオン コラム
Aboriginal
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アデレードとオーストラリアの原住民アボリジニーのコミュニティーが自転車で繋がって、現在も細く長くプログラムが進行しています。また自転車だけではなく、州の働きかけにより、アボリジニーが現代の世界に関わるようになってきています。

◆アボリジニーと現代人との格差

今から何万年も前からこのオーストラリアに住み始めたと言われているアボリジニーは、ヨーロッパ人が上陸して生活をし始めてから徐々に生活していた地域を狭めていきます。

現代人にとって、住みやすい生活になればなるほど、彼らにとっては住みにくい生活になっていったのかもしれません。こうして時代の流れと共に距離はますます離れてきます。学校をでて、社会で働くという認識が彼らには受け入れにくいこともあり、アボリジニーの多くは、自らのコミュニティーの中で細々と暮らしています。

政府が積極的に働きかけ、こうした小さなコミュニティーをオーストラリアと繋ぐという動きがここ南オーストラリア州で具体化され始めています。

◆寄付の自転車をアボリジニーコミュニティーに

アボリジニーの子供たちを教育するため学校がありますが、学校のカリキュラムだけでは、なかなか子供たちが馴染まないため、自転車のプログラムを取り入れているところがあります。アデレードの寄付で募った自転車を現地に送り、子供たちは遊びながら自転車を学びます。言葉や文化背景の違いから、まだまだ難しいことがあるようですが、子供たちが自転車を楽しむ姿が伝わってきています。

◆アボリジニーの文化を現代社会に伝えて行く動き

アボリジニーには独自の楽器や狩猟につかう道具があります。それらの多くは、自然の木々から彼らの手で作られたもの。都市部の学校で、それらの楽器や狩猟の様子を見せて、文化や背景を伝えるというものです。今までは、博物館や美術館で飾られていたものだけでしたが、目の前で見ることで学生たちもより鮮明にアボリジニーの文化に触れることができるようです。

《さくら 麻美》

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