フルームは2015年ツールを欠場か「ジロとブエルタに集中するかも」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

フルームは2015年ツールを欠場か「ジロとブエルタに集中するかも」

スポーツ 短信
クリストファー・フルーム(チームスカイ)
クリストファー・フルーム(チームスカイ) 全 2 枚 拡大写真
2013年ツール・ド・フランス王者のクリストファー・フルーム(スカイ)は、2015年のコース発表を受けて、自身の公式サイトを通じコメントを発表した。

英国ウェイマスでチーム合宿中のフルームは、2015年ツールの印象について「議論の余地はない。来年のツールは山岳だ。タイムトライアル(TT)はほぼ重視されず、レースは上級山岳で決まるだろう」とクライマー向きだと分析している。

そして、自らの出場については「僕はバランスのとれたGCライダー(総合型選手)だと自分を思っている。ジロは60kmの長いTTがあり、厳しい頂上ゴールもあるので、うまくバランスがとれたレースだし、僕によく合っている。もしジロを走れば、ブエルタに向けてトップコンディションに戻して、優勝を狙う現実的なチャンスがあるかもしれない」と、ツールを欠場してジロ・デ・イタリアとブエルタ・ア・エスパーニャに出場する可能性を示唆。

さらに「過去には毎シーズンひとつのグランツールしか狙っていなかったけど、真剣に2つに集中するにはいい機会かもしれない。でも、まだ早いし、チームとして2015年をどうしていくか頭を突き合わせて考えないとね」と話していた。

フルームは2連覇を狙った2014年ツールでは、序盤の落車で負傷し、リタイアした。

2015年ツールには、第4ステージで再び石畳区間が含まれるが「実は石畳を走るチャレンジは好きなんだ。僕が他のGCライダーより苦手だという理由はないよ。今年のツールのリタイアの原因は石畳じゃない。その前のステージのクラッシュだったんだ」と苦手意識を否定している。

もし、ツールに出場した場合のライバルについては「倒すべき男は、アルベルト・コンタドールだと思う。ナイロ・キンタナ、ビンチェンツォ・ニーバリ、プリート(ホアキン・ロドリゲス)、バルベルデも見くびることはできないね」と名前を挙げていた。

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