【澤田裕のさいくるくるりん】選手との距離の近さが、ロードレース観戦の真骨頂
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宇都宮までのアプローチは自走。片道80km余りもメインレースが15時50分からということで、のんびり走っても間に合います。もちろんその前にはさまざまなレースやイベントがあり、早く着くに越したことはありません。僕が到着するとすでに人垣ができており、レースはその後ろからの観戦。それでも迫力や熱気は十分に伝わってきました。また、1.55kmと短い周回コースということで、集団はほぼ2分おきに目の前を通過。退屈するヒマはありません。
翌日のサイクルロードレースは、同じ周回でもこちらは14.1kmもあり、選手が一度通り過ぎてから次に現れるまでに20分ほどかかります。その代わり観客は沿道のあちこちに散らばっていますから、イスに座って飲食をしながらゆったり観戦することが可能です。
そして翌週も自転車でさいたまへ。出店が並ぶサイクルフェスタ脇には駐輪場が置かれ、サイクルスタンドまで用意されていました。観戦エリアに到着したのはお昼前。ちょうどうまい具合に空きができ、最前列でプロトン(集団)の到着を待ちます。
アニメ「弱虫ペダル」がきっかけでロードレースにはまり、今はキッテルに夢中というAさんにも話を聞きました。ツイッターで知り合ったファン仲間とともにレース初観戦を果たした彼女。あこがれの生キッテルに会えただけでなくハグも…ということでテンションは上がっています。
もともとスポーツ観戦が好きで、高校時代は浦和レッズのサポーター。ただ最初から応援のスタイルが決まっているサッカーと異なり、自分たちで工夫するのが楽しいとのこと。当日は仲間とともに「WE LOVE KITTEL」とペイントしたパネルを手に、おそろいのTシャツを着て声援を送りました。
目指すはエースの勝利でありながら、そのエースとアシストがどう連携するかに妙味のあるロードレース。ビギナーにはハードルが高そうに見えますが、これらを含めたもろもろを周囲の自転車好きが教えてくれるということで、それもまた彼女の楽しみになっています。選手との距離が近いのも自転車ならでは。「ジャパンカップでは新城幸也選手が声援に気づいてくれた」とうれしそうに語ります。
残念ながら見逃してしまったというみなさんも、ガッカリすることはありません。11月7日~9日にはサイクルモードインターナショナルの会場で、スターライト幕張が催されます。当日の種目はシクロクロスとクロスカントリーエリミネーターの2つ(それ以外にトレイルランニングもあり)。いずれもロードレース以上に観客と選手との距離が近く、一体感を味わうことができます。出店されるビールやつまみに舌鼓を打ちながらの観戦がいいですね。
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