【澤田裕のさいくるくるりん】旅やサイクリングのSNSへの投稿は、友達の評価が高い? | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【澤田裕のさいくるくるりん】旅やサイクリングのSNSへの投稿は、友達の評価が高い?

オピニオン コラム
昨年末、ミャンマー旅行をした際のワンカット。みなさんからコメントと「いいね!」をいただいた
昨年末、ミャンマー旅行をした際のワンカット。みなさんからコメントと「いいね!」をいただいた 全 1 枚 拡大写真
かつての友人との再会、あるいは共通の趣味や話題でつながった新たな交流ができるといった有用性が認められるソーシャルネットワーキングサービス(SNS)も、広く普及するにつれ、特に投稿内容について苦言が呈されるようにもなりました。

なかでもよく言われるのが、「近況報告がうるさい」とか「自慢たらしい」といったものです。

確かに食べた料理の写真を載せた投稿を見て、「またかよ!」と思うことが僕にもあります。よほどの美味を味わったとか誕生日など特別な日のものならまだしも、日記のように投稿されてはかないません。特に三ツ星レストランみたいななものだと縁がないこともあり、その投稿主を友達から削除しようかと考えることすらあります(すいません、器が小さいもので)。

ところが同じ料理の写真でも、それが旅やサイクリングのときのものなら素直に受け入れ(大名旅行は別ですよ)、「いいね!」をしようかと思ってしまいます。それはなぜでしょうか。やはり投稿の主題は旅やサイクリングであり、料理はその付け足しという、一歩引いたスタンスが感じ取れるからです。しかも旅やサイクリングは非日常であって、ただの近況報告にも当たりません。

自身の経験だけでは説得力がありませんから、山歩きが趣味で、それに関する投稿もする経済記者のKさんに話を聞いてみました。やはり山歩きの投稿は人気が高いそうで、とりわけ現地で自炊した様子を伝えると好感度がアップ。これが本業に関わる投稿だと、いくらそれが収入には結びつかない自発的なものであっても、「業界か!」と揶揄されることがあるそうです(「まさに業界なんですけどね」とは本人の談)。「SNSの中にある山歩きでの食事をテーマとするグループに入ったんですが、おかげでさまざまな調理法を知ることができ、食事内容が格段にグレードアップした」と、その効用も語ってくれました。

趣味の世界であったとしても(だからこそ?)、みずからの足で稼いだ話や汗を流して得た経験に基づく話は評価が高くなります。ただ、そうは言っても「峠を上ったらきつかった…」というだけでは物足りません。他の峠と比べてどうだったのか、峠から望む景色を見てどう感じたのか、あるいは楽に上るため何を工夫したかなど、その人ならではのひと言が添えられていると印象がグンと変わります。

というわけでみなさんから「またかよ!」と言われないよう、僕もせっせと足で稼いでまいります。

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