モースはジャイアンツの一員として今年のワールドシリーズに出場。ポストシーズン打率3割を残し、世界一に貢献した。シーズンでは打率.279、16本塁打だが、16本の平均飛距離417.4フィート(127メートル)は、ジアンカルロ・スタントンの415.3フィート(126.5メートル)を上回り、メジャー屈指の飛ばし屋。来季は2人のスラッガーが揃い、マイアミファンはエキサイティングなショーが見られそうだと紹介されている。
モース獲得にはシンシナティ・レッズも興味を持ち、青木宣親とともに外野補強の候補にリストアップしていると伝えられてきたが、来季に向け精力的な補強を繰り返すマーリンズに入団が決まった。
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マイケル・モース 参考画像(2014年8月31日)(c)Getty Images
スタントンの13年総額3億2500万ドルに始まり、今季ストーブリーグの話題を集めるマーリンズ。ファンも「今年のストーブリーグはシカゴの2チームとマーリンズがすごいなあ」「このチームはホントに毎年毎年獲り出すと連発だな」と、活発な動きを楽しんでいるようだ。
一方で主力選手の流出が続くジャイアンツには「ジャイアンツ来年どうなんだろ。サンドバルとモースはなかなか大きいからな」「来年のジャイアンツ優勝は無理くさいなぁ」など、連覇は厳しくなったという見方が多い。
マーリンズは、ドジャースから今季の盗塁王(64個)に輝いたディー・ゴードンも獲得しており、隙のない打線が完成しつつある。
1塁手のレギュラーがいないマーリンズは、1塁も守れるモースを本格的にコンバートし、スタントンとの強力クリーンナップで勝負を懸ける。