米国スポーツ専門局ESPNの記者ジェリー・クラスニックが自身のTwitterで「MLB関係者の話によれば、イチローへの興味や関心は増している」と投稿したことに端を発する。続けてクラスニックは「スタントン、オズーナ、イエリッチの控えとして、イチローのスピードと経験はチームにフィットするかもしれない」と投稿。獲得に乗り出したのはマーリンズだと伝えた。
The #marlins interest in free agent OF Ichiro Suzuki has begun to intensify, according to MLB sources.
Jerry Crasnick (@jcrasnick) January 17, 2015
#Marlins are thin on OF depth after Stanton, Ozuna and Yelich. Ichiro could be nice fit because of experience and speed.
Jerry Crasnick (@jcrasnick) January 17, 2015
これに複数の米国メディアが追随し、イチローはマーリンズでほぼ決まりかと報道されている。
これまでダイヤモンドバックスやオリオールズなど複数の候補が現れては、具体的な話がないまま時間が過ぎてきた。ようやく本命とも言えるチームが現れたことに、ファンは「マーリンズが有力ぽい感じ」「まず間違いなくスタントンの休養時のスタメン兼守備固めになるな」「マーリンズファンの僕としてはイチローがマーリンズに来ることは大歓迎だ」「でも仮にイチローがマーリンズに決まったとしたら今年中に3000本安打って絶望的じゃね」など、所属先が決まりそうなのは嬉しいが、強力なバッターを揃えたマイアミ外野陣でレギュラーになるのは厳しいといった見方が多い。
また現地の報道でも、必ずしも歓迎されているとは言えない。「スピードと経験は貴重だが、昨季ホームラン1本と明らかにパワーを欠いている」という声が多く、年齢を考えても評価が分かれているようだ。ヤンキースでの2年は年俸650万ドルを受け取っていたが、これも減額を飲んでもらわないといけないだろうと言われている。
様々な声はあるが、目前まで迫ったメジャー通算3000本安打を達成するためにも、少しでも出場機会あるチームに行ってもらいたいのがファンの心情であることは間違いない。