自転車の接近をドライバーに警告…ジャガーが自転車事故防止システム「バイクセンス」を発表

新着技術

2015.1.22 Thu 8:00

イギリスの自動車メーカー、ジャガーが自転車事故防止システム「バイクセンス」を1月20日に発表した。ドライバーに対し、目に見えない自転車やオートバイの接近を音や光、触覚を通じて警告するシステムである。

「バイクセンス」は自動車に搭載されたセンサーが、他の道路使用者の接近を認識し、それが自転車かオートバイであるかを特定。ドライバーの目に入る前に、対象が接近する方向から窓枠やダッシュボードなどのインテリアの一部が黄色や赤のLEDで光り、スピーカーから自転車のベルの音が鳴ったり、シートやブレーキペダル、ドアのバイブレーションでドライバーの本能に直接訴える警告を発する。

走行中の自転車との衝突だけでなく、急なドア開けで自転車を巻き込む事故も防ぐことが期待される。システムの概要は、ジャガーが公開した動画を見るとわかりやすい。

なお、ジャガーはイギリスのプロ自転車チーム、チームスカイにチームカーを提供している。