【全豪オープン15】セリーナが5年ぶり6度目の優勝、グランドスラム19勝目
スポーツ
短信

大会期間中セリーナは体調不良に悩まされ続けてきた。この試合でも第1セット途中に雨が降りコート整備のため中断、再開しようとしたが今度はセリーナの咳が止まらず、1度コートに姿を現した後、再び奥へ戻ってしまう。
再開後もセリーナは時おり苦しそうな顔を見せ、サーブでミスを連発する場面もあった。それでも女王の意地を見せるセリーナ。要所でエースを取りシャラポワに流れは渡さない。
試合は体調に不安あるセリーナが短期決戦を狙い、尻上がりに調子を上げるシャラポワがラリーに持ち込もうとする展開となった。
天敵セリーナ相手にシャラポワも懸命に食らいつく。第2セットをタイブレークに持ち込み、先にミニブレーク成功。だが、すかさずセリーナも返す。女王対決に相応しい白熱の試合は、セリーナのサーブ力で決着した。
チャンピオンシップポイントを握ったセリーナがワイドにサーブを決め、シャラポワが触れられなかった瞬間、会場もセリーナも彼女の優勝を確信し歓声が起こる。だがチェアアンパイアのコールはネット。
そんな、という顔を一瞬見せたセリーナだが、すぐに気持ちを切り替え1本目と同じコースに完璧なサーブを打ち直し、今度こそ優勝を決めた。
33歳での優勝は大会最年長記録。衰え知らずの女王に「セリーナは偉大な女王。マリアも素晴らしかった」「グランドスラム19勝は信じられない」「ライバルと呼べる存在がいない」「あのサーブは反則だろ」「パワーがすごいのはもちろんだけど、1球ごとに回転を変えて打ち分ける技術」など、その強さに改めてファンも驚かされていた。
《岩藤健》
≫貴重な水着ショットも披露!「もはや高校生には見えない」大人っぽい池江璃花子、沖縄・石垣島の海を満喫
≫ケンブリッジ飛鳥と滝沢カレンが似てる?リオ五輪時から密かに話題だった
≫レアル所属・中井卓大ってどんな選手?…「リアルキャプテン翼」と呼ばれた少年時代