---:苦ではなかったのですか?
鈴木:そうですね。でも、一昨年の最後の方は、何かもう体力的にも無理かなと思って。いろいろと悩み、ひとりで続けるのは無理かなとも思っていました。ちょっと先を考えようかな、と思っているときに会社に声を掛けていただいたので、まだもうひと踏ん張りしようかなと。
---:苦しい時に頑張ったから、次の声が掛かったという感じ?
鈴木:そうですね。イントラとしてのキャリアと、それを持ちつつ海外に行く選手って、今あんまり日本からは居ないんですけど。そういうのも含めて何か認めてもらえたんで。ラッキーでした。
私たちの競技は、例えば、テレビとかそういうので人気にならない原因が、中継はできないということなんです。何でかというと「風が無いからキャンセル」というふうに大会をやらないことがあるんです。私たちの競技は、7メーター以上吹かないとやらないという風に決まってるので。
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---:それならオリンピックでの競技化もなかなか難しい?
鈴木:安定して競技が行われるというのがないので、そうかもしれませんね。
---:趣味で楽しんでいたほうがよかった、とか後悔はないですか?
鈴木:何か分かんないんですけど。でも、もう小さいときからやっていた剣道とか、高校時代していた陸上も、何かしら大会に出るなどして本格的に続けてきていて。どうせやるなら、趣味・楽しむっていうよりは、そういうほうがもともと好きなのかもしれないですね。本当は趣味というか、楽しむためにマリンスポーツをと思ったんですけど、また結局はまっちゃいました(笑)。
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