【THE ATHLETE】100敗か地区優勝か…ジャイアンツが球団史上に残るスタートダッシュ失敗
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メジャーリーグ公式サイト『MLB.com』では、ジャイアンツが開幕から14試合で4勝10敗と大きく負け越すのは、サンフランシスコに移転した1958年以降では5例目だと伝えている。過去は1980年、1983年、1985年、そして2000年の4回だ。このうち2000年は7月以降の勝率.686という驚異的な追い上げを見せ、ポストシーズンに進出した。
だが今年のチームは今のところ、2000年の驚異的な追い上げを再現できるか、心配のほうが大きい。特に打線は30打数以上得た選手のうち、打率が.280を超えているのは青木宣親(.339)、アンヘル・パガン(.321)、ジョー・パニック(.283)、マット・ダフィー(.281)の4人のみ。最近10試合は49の失点に対し、得点は20しかない。
開幕前に骨折で離脱したハンター・ペンスの欠場に加え、11日の試合でヒザを痛めたケーシー・マギーは1試合休んだだけで出場を続けているが、以降の試合では10打数1安打と完全に当たりが止まっている。
長打率とOPS(出塁率+長打率)のチーム内トップが青木というのは、クリーンナップがまったく打てていない現状を表している。
【次ページ 1985年には年間100敗したペース】
《岩藤健》
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