NewsPicks佐々木紀彦編集長「小さい組織でもリーダーに」…5年後に生き残る業界、学生向けイベントで
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佐々木：スマートニュースはすごいです。「民主主義はこうあるべきだ」などの大きな理念がありますから。人工知能を使ってマッチングして…。私がベンチャーですごいと思ったのはやはりスマートニュースと、クックパッドですね。理念があって、その上でビジネスもまわしていますから。本当にすごいです。
NewsPicksは赤字経営なので、なにも言えません。NewsPicksの野望としては、世界一の経済メディアを目指すとうたっていますが、それはあくまで目標です。「知能、ターミナル」になるというのが野望ですかね。
NewsPicksは世界でもかなり珍しいメディアだと思っていて、それは、
1、コンテンツ
2、プラットフォーム
3、ソーシャル
という要素を満たしているからです。このような3つの役割をすべて併せ持つメディアは他にはなく、この要素を活かしてどんどん試していくことが必要だと思っています。
KADOKAWA・DOWANGOもそういう意味では似ていますね。世界でも希に見るモデルです。しかも、さらにすごいことは、「すでに儲かっている」ということです。我々は赤字なので本当になにも言えませんね。
Ｑ今後、市場価値が高まる人材の要件とは。
佐々木：「さらば文系サラリーマン」っていう感じですよね。僕もバリバリの文系なんですけど。やはり、融合する力だと思います。人工知能の発展の方向性って大きく見ると間違っていないと思うんですよ。数字ベースで、データで物事をとらえること。プログラミングが世界共通言語で。
文系の価値っていうのは「マネジメント」とか「マーケティング」の力である気がします。その力は、理系の人より向いている印象を受けます。その2つの力さえあれば、食いっぱぐれないと思います。おもしろいキャリアが歩めると思います。
そこでまずは「小さい組織でもリーダーになっておく」というのが必要だと思います。早めに部下がいる環境で活動することですね。そうしないとマネジメントの力はつきませんから。40歳まで部下がいないような環境で生きてきた人などは、正直厳しいですよね。商社なんかは早い時期からリーダーを任せられるので、人気の所以がわかりますよね。
岩槻：そういう意味では、ベンチャー系の企業もその力をつけやすいというのはあるかもしれないです。とにかく、私もいかにマーケティングとマネジメントの力をつけるかということだと思います。マネジメントの力を培うのは失敗の経験が必要です。10年、20年と学びながら繰り返すものなので。仕事をちゃんとしてもらおうとして、取り組んでいたことが逆効果で、部下が仕事をやめてしまったという経験を私もしたことがあります。
あと、プログラミングをすると思考力が上がると思います。何度もデバッグして、論理性が間違っているかどうかを何度も確認するので。頭のトレーニングになります。
「即学力」が求められている時代だとも思います。速い速度で業界は動いているので。変化に対応できる能力が必要です。
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《編集部》
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