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【プレミアリーグ】企業間で板挟み?リーグが総額240億円超のスポンサー契約を断る

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イングランド・プレミアリーグをめぐるお金の話で、また大きな動きがあった。世界的に有名なビール醸造会社『ギネス』から申し込まれた、3年総額1億3500万ポンド(約243億円)にも及ぶ高額のスポンサー契約を断ったというのだ。

■『ギネス』からのオファーは破格の条件

『ギネス』からの申し込みはネーミングライツ権を含む、大口のスポンサー契約だった。プレミアリーグは、ロンドンに本拠地を置く金融グループ『バークレイズ』と同様の契約を結び、長くバークレイズ・プレミアリーグとして活動してきた。だが両者の契約期間は2015―2016シーズンで満了する。

『ギネス』が提示した条件は年間4500万ポンド(約81億円)の3年契約。これは『バークレイズ』を1年あたり500万ポンド(約9億円)上回る破格の金額だ。

■それでもプレミアリーグが断った理由

リーグにスポンサーが付くように、各クラブにもスポンサーが付いている。すでにプレミアリーグのクラブには、競合ビール会社が資金を出しているところもあり、そうしたクラブから反対の意見が出たと見られる。

高額な放映権の分配で資金的に恵まれたことも、クラブが強気に出られる要因になったのではないか。

いずれにしろプレミアはこれほどの好条件を前にしながら、泣く泣く断ることしかできない。

《岩藤健》

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