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新連載【ヒッキーのスポーツながら見】NBAプレイオフの醍醐味を味わう…キャバリアーズ対セルティックス

オピニオン コラム
【NBAプレイオフ1回戦第2戦】クリーブランド・キャバリアーズ対ボストン・セルティックス(2015年4月21日)
【NBAプレイオフ1回戦第2戦】クリーブランド・キャバリアーズ対ボストン・セルティックス(2015年4月21日) 全 10 枚 拡大写真
第2戦は、スタープレイヤーを擁するチームと総合力で勝負するチームという対照的なチームどうしの戦い方が見られた好ゲームになりました。さらに、短い期間に繰り返し試合を行うプレイオフ独特の前の試合を受けたすばやい戦術の変更もあり、スタープレイヤーが攻めあぐねるディフェンスも見られるなど、まさに「これこそプレイオフ!」と興奮する試合でした。

ただ、セルティックスは善戦したものの、いくつか課題が見えた試合でもあります。オフェンス面では確率のよいシュートの作り方です。アービングやレブロンのようなスタープレイヤーのいないセルティックスは、チームで得点チャンスを作っていく必要があります。ただ重要な場面ではアイザイア・トーマスしかセレクションがなく、ほかのプレイヤーは効果的に動くこともできていませんでした。


キャバリアーズ対セルティックス

そのためパスを受けた選手の得点確率も悪く、それが第4クォーターで離される原因にもなってしまいました。ディフェンス面ではゴール下で4対1の状況でありながら繰り返しトンプソンにオフェンスリバウンドを許すなど、積極性の低さが目立ちました。また、勝負どころでターンオーバーを連発するなど若いチーム特有の拙さもあり、これらを改善しない限りホームコートアドバンテージのあるキャブスに勝って2回戦に駒を進めるのはむずかしいでしょう。

一朝一夕での改善がむずかしい部分もありますが、短期決戦のプレイオフではフィットできなければ敗退して終わりです。セルティックスのヘッドコーチ、ブラッド・スティーブンスは、シーズン途中にロンドやジェフ・グリーンなどを抜かれながらも優れたチームビルディングでチームをプレイオフに導きました。

セルティックスがチームとしてどう修正してくるのか、そしてキャブスが強力なビッグスリーをどう輝かせるのか。今後の試合にますます期待もかかり、プレイオフの醍醐味の詰まった第2戦となりました。
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《ヒッキー》

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