【THE REAL】高山薫がゴール裏を目指した理由…湘南ベルマーレをめぐるちょっといい話
オピニオン
コラム

■青天の霹靂
善戦しながらも結果を出せなかった2013年シーズンのベルマーレは、16位でJ2降格を喫した。オフの契約更改。主力選手の多くが残留したなかで、高山はオファーを受けたレイソルへの完全移籍を決断する。
レイソルでも主力として32試合に出場。2015年シーズンへ向けてエネルギーを充てんしていたところへ届いたのが、古巣ベルマーレからのオファーだった。文字通りの「青天の霹靂」だったと高山は振り返る。
「次のシーズンも普通にレイソルでプレーすると思っていたし、実際に契約も残っていた。最初は『マジっすか』という感じでした。完全移籍でベルマーレを出ていったのに、もう一回誘ってもらえるなんて考えられないじゃないですか。しかも、たった1年で」
ベルマーレ側は期限付き移籍中だったFW武富孝介がレイソルに復帰することに伴い、空席となるシャドーを任せられる人材を探していた。リストアップ作業を続けた結果、スタミナ、運動量、走力といった条件をすべて満たしたのが高山だった。
■「ベルマーレで成長したい」
ベルマーレのチョウ・キジェ監督も、「断られるのも覚悟の上だった」と当時の心境を明かす。それでもあきらめきれない想いが、レイソル移籍後もベルマーレの結果を気にかけてきた高山の心を打った。
「プロになったときもレイソルに移籍したときも、不安のほうがめちゃ大きかった。ベルマーレへの思い入れは確かに強かったけど、それ以上に今回の話をもらったときに、自分の中で不安よりも『楽しみだ』『もう一回挑戦したい』『ベルマーレで成長したい』という気持ちが純粋に膨らんできたんです」
形の上では交換トレードとなる。しかし、高山は大きなプレッシャーを背負い、プロとしての第一歩を踏み出したベルマーレへ完全移籍で戻った。J2を戦った昨シーズンにいなかったことが、もしかすると快く思われないかもしれない。だからこそ、ホームでゴールが欲しかった。
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