ただ、設定には慣れが必要。電源の起動、撮影開始、終了はカメラ上部のふたつのスイッチで行えてとても簡単だ。この点はシンプルで良い。しかし、カメラの動画設定で、Full HDやHD、WVGA、そして静止画に切り替える時には、切り換えスイッチをトグルで順番に押すので、あらかじめ順番を記憶しておかねばならない。フィールドでいざやる場合、慣れないとやや不安になる。ディスプレイがないためモード確認ができないからだ。
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だが、スマートフォンですべて解決。うれしいことに、iPhone、Android端末などのスマートフォンとはWi-Fiで接続すると設定はいたって簡単になる。メニュー画面で、動画モード、静止画、それにカメラアングルも見られ、さらに撮影スタート、ストップもコントロールできる。アプリの「Shimano Sport Camera」はiOS、Androidともに無料でダウンロードできる。
■タイムラプス撮影
私がロングライドで欲しいのは、静止画のタイムラプス機能だ。これがちゃんと用意されている。10秒、20秒、30秒、60秒置きに自動的に撮影してくれるので長時間のサイクリングでも撮影できそう。連続撮影時間はバッテリーの関係で2時間となっているが、補助バッテリーを併用すれば長時間撮影は可能だろう。手軽にタイムラプス撮影ができるのはうれしい。
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