ゼット2015年3月期通期決算、ウエア類が大きく落ち込むなど各部門で苦戦し減収減益
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売上高が378億円(前年同期比3.6%減)、営業損失が3億円(前期は営業利益9500万円)、経常損失が3億円(前期は経常利益1億円)、当期純利益は特別利益として固定資産売却益9億円を計上したことにより、1億円(前年同期比41.3%減)とした。
また、2016年3月期の連結業績(2015年4月1日~2016年3月31日)は、売上高が
386億円(前年同期比1.9%増)、営業利益が1億円、経常利益が1億円、当期純利益が1億円(前年同期比21.7%減)と見込んでいる。
ゼットは、業界を取り巻く厳しい環境下において、グループのスリム化と中核事業への集中、自社品とカテゴリー別に独自の価値を創造、低コスト経営(コスト競争力)の追求、経営基盤(人材・IT・物流)の強化を基本方針とし、業績向上に向けて注力した。
卸売部門では、消費税率引き上げに伴う個人消費の落ち込みが予想以上に回復せず、夏場以降の天候不順の影響もあり、「外商・スクール」および「アスレ」マーケット、「ライフスタイル」マーケット、「ボディケア」マーケットへの販売が低調に推移。特にウエア類の落ち込みが大きく苦戦を強いられた。
製造部門は、野球・ソフト用品において、「プロステイタス」や「ネオステイタス」のハイグレードシリーズが引き続き高い評価を獲得。また、中学硬式プレーヤー向けFRP製バット「アンドロイド」や中学軟式プレーヤーに安心と信頼を提供する「ウイニングロード」シリーズで、金属バット、軟式グラブを発売するなど、積極的に開発を推進。
バスケットボール用品は、「コンバース」ブランドで積極的なユーザーアピールを展開。前期まで苦戦していた「コンバース」バックは好調に推移し、売上増に貢献。一方、健康関連用品は、競合商品が増えるなか、低調に推移。
小売部門は、消費税率引き上げによる駆け込み需要の反動や夏場以降の天候不順の影響が大きく、アウトドア用品においては、エントリー需要の減少や、ネット販売店の増加による消費者の購買スタイルの多様化もあり、引き続きアパレル・フットウェアともに苦戦。
物流部門は、外部受託業務が予定どおり推移したことにより、引き続き堅調に推移。スポーツ施設運営は、地元に密着した独自の販売促進活動の強化や、利用しやすい会員種別の増設を図ったことなどにより会員数が着実に増加し、堅調に推移した。
《浜田哲男》
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